今年3月ダイヤ改正前後の収集物の整理がようやく終わり、これからいろいろと触れていきたいと思います。
越乃Shu*Kura
◆種別:快速
◆区間:(えちごトキめき鉄道)上越妙高~十日町
(信越線・青海川)
昨年5月より高田~十日町間で運転されている快速「越乃Shu*Kura」ですが、なかなか利用が好調なようです。高田~越後湯沢間の「ゆざわShu*Kura」や新潟~十日町間の「柳都Shu*Kura」といった派生列車も運転されています。テーマを持ったクルーズ列車は着々と受け入れられているようです。
今年3月の北陸新幹線開業に伴い、信越線・長野~直江津間はJR東日本から経営分離され第三セクター会社へ移管されました。信越線の新潟県部分である妙高高原~直江津間は「えちごトキめき鉄道」(トキ鉄)の路線となりました。
これに際し、「越乃Shu*Kura」の運転区間はどうなるか気になっていました。
- 高田発着のまま
- JR区間で完結すべく直江津発着に短縮
- 新幹線接続を考慮しトキ鉄・上越妙高発着に延長
結局は3になりました。首都圏から「越乃Shu*Kura」に乗車するパックツアーが発売されているぐらいですから、新幹線と接続させたのは自然な成り行きだったのかもしれません。なお、上越妙高~直江津間はちゃんとトキ鉄の運転士・車掌が乗務していました。今のところトキ鉄の乗務員はJRからの出向者がほとんどですから、車両の扱いもお手のものでしょう。
これが上越妙高発着になってからの指定券です。トキ鉄・上越妙高駅のチケッター入りです。社名の代わりに会社のロゴがデザインされています。指定席料金はJRと同額の520円で、トキ鉄独自では徴収していません。
トキ鉄は開業当初から苦しい経営になることが見込まれています。少しでも運賃収入を稼ぐ必要があるのは言うまでもない話です。なので、こういうところからでも100円でも200円でも自社分の指定席料金を徴収して収入の足しにすればいいと思うんですが、そういう発想はなかったようです。
乗客にとっても理不尽な料金ではないですし、徴収はJRがやってくれるんですから、トキ鉄としては労せずして得られる収入です(いくらか手数料程度は抜かれるとは思いますが)。経営が苦しいのは分かっていますから、もっと貪欲に収入を求めてもいいような気がします。
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