ミニ周遊券常備券
このきっぷは東海道線・焼津駅で発売された静岡発の「京阪神ミニ周遊券」のクーポンサイズの常備券です。「京阪神ミニ周遊券」は焼津発の設定がなかったので、一番近い静岡発の常備券が用意してあったようです。
ミニ周遊券やワイド周遊券は出発地が特定されていますので、マルス端末がない小規模駅にはこのような常備券が置いてありました。私の手持ちでは平成元年に岡山駅で発行された常備券があったので、発売の手間を省くために大規模駅にも置いてあったんだと思います。
なお、消費税導入に伴い平成元年4月から運賃に転嫁されています。このきっぷの印刷時には12000円だったところに3%の消費税が転嫁されたので、運賃変更印とともに12360円に訂正されています。
地図をよく見ると、現在のJR難波は湊町で、片町線は片町止まりになっています。湊町からJR難波に改称されたのは平成6年9月で、JR東西線が開業し片町線・京橋~片町間が廃止されたのは平成9年3月のことでした。
豊橋駅にも常備券の京阪神ミニがありました。
岡山駅もそうですが、未明に夜行列車が発着する駅には設備されていたのではないでしょうか。
名古屋駅も1窓だけ常備券の18きっぷがあったので、周遊券もあったかもしれません。
投稿情報: よこりん | 2015年4 月14日 (火曜日) 08時05分
たぶん一定時期(平成初期?)まではほとんどの窓口にもあったかもしれませんが、常備券の発売箇所を減らす段階になって夜行列車用の窓口に絞り込まれていったんじゃないかと思います。
投稿情報: 今出川 | 2015年4 月21日 (火曜日) 08時57分
周遊券の常備券は、大阪・京都・姫路・岡山にありました。
これらの駅にあった棚は大きかったので全種類あったと思います。
常備窓口にはマルスの設置はなく、印発の設置でした。
岡山駅は9番窓口でPOSがあった記憶があります。
新大阪・三ノ宮等にもあったかもしれませんが見つけることができませんでした。
大阪駅は6番窓口で夜間~深夜は開けてませんでした。
東京周遊券は播但線の小駅でも姫路発が発売されていましたので、JR西日本エリアでは比較的売れるエリアには往復乗車券代わりに設置していたと思われます。
JR西日本の周遊券常備券は、平成3年頃にはB券にバーコードが印刷された横長の券になってました。
投稿情報: にちりん91号 | 2015年5 月 3日 (日曜日) 09時59分