窓口閉鎖駅めぐり@南柏
このシリーズを仕込むのは久しぶりな感じがします。もっとも、JR東日本の首都圏の駅ではみどりの窓口の閉鎖や営業時間の短縮は休むことなく進んでいます。平成16年年初時点で営団管理だった常磐線・綾瀬駅を除き東京23区のJR75駅すべてにみどりの窓口がありましたが、今月時点で27駅が閉鎖になっています。10年かけて3分の1以上の駅のみどりの窓口を潰した形です。
利用客には確実に不便を強いているわけですが、わざわざ不便にしてこの会社は一体何がしたいのだろうか??と思ってしまいます。普通のサービス業にとっては利用客に不便をお願いするのは最後の最後の手段だと思いますが、これ以外にやりようがなかったのか大いに疑問です。
つい先月も山手線内の代々木・目白・田端の都内3駅と常磐線・南柏の東京支社管内の4駅のみどりの窓口が閉鎖されました。このうち、南柏駅については期せずして私の3年前の予想が当たってしまいました。その当時は正直ここまでやるとは考えていませんでした。
(南柏駅みどりの窓口)
みどりの窓口がありし頃の南柏駅の窓口付近です。隣には「指定席券売機」が鎮座しています。乗車人員は3年前からほぼ横ばい~微増です。隣の北小金駅は既にみどりの窓口が閉鎖されているので、そちらからの流入があって売り上げは多少増えていたのかもしれません。
帰りの乗車券の調達も兼ねて、北千住接続の東武線の連絡券を購入しました。金額入力で出した120mm券です。通常、緑色の会社ではこの種の券は露骨に嫌がられますが、係員が連絡券を出すのに慣れていたようで、すんなり出してくれました。ただ、経由欄は何かしら追記する必要があったように思います。
(思わず誤乗した列車)
乗車券の着駅は押上駅になっていますが、無効印は「とうきょうスカイツリー」(旧:業平橋)駅となっています。東京メトロ半蔵門線に繋がる東武伊勢崎線の曳舟~押上間は、曳舟~業平橋間の線増という扱いになっていて、押上駅の開業以来押上駅と業平橋駅は同一駅として扱っています。そのため、押上着の乗車券でも「とうきょうスカイツリー」駅まで利用できます。まぁこの時は誤乗して「とうきょうスカイツリー」駅に連れて行かれてしまっただけなんですが…。
当方地元の者ですが隣の柏駅の窓口が慢性的に混雑している中の閉鎖になったので、益々混雑に拍車がかかったという感じです。
乗車票の手当が有るので丸々南柏の利用者が流れ柏駅の3つの出札ではとても捌けていない状態で、東の会社らしいなと思った次第です。(笑)
余談ですが 柏駅ではMVへ誘導する駅員が2,3人ほどいて並ぶと要件を聞いてくるのですが、駅員同士で情報を共有せずに複数回要件を聞いてくることがかなりあります。
長文大変失礼しました。
投稿情報: ja75an | 2014年12 月26日 (金曜日) 18時45分
私はここ数年,みどりの窓口できっぷ買ってないですね。指定席券売機とえきねっとで用が済んでしまいますから。
「近所に対面の窓口」がなくても首都圏ならさほど困らないんでしょう。不便だという声が大きくなればこの会社も考えるのではないでしょうか。
投稿情報: 普段はREAD ONLY | 2014年12 月26日 (金曜日) 19時49分
>ja75anさん
やはり南柏の閉鎖のしわ寄せが柏に来ていましたか…。
民間企業ですから合理化努力はするにしても、ただ闇雲に減らせばいいというものではなく、仮に3駅の窓口を潰したら受け皿となる駅の窓口は1つ増やしたり営業時間を延ばしたりするぐらいの配慮は欲しいなと感じています。
>普段はREAD ONLYさん
私も窓口に行くのは機械でできない変更と空席照会できない列車の空席確認ぐらいです。
ただ、職場近くのターミナル駅の窓口には常時人がたくさん並んでいて、15分や20分立ったまま待たされることもしばしばです。全部機械で完結できる人には窓口なんてさほど必要でないかもしれませんが、係員がいる窓口を必要としている人も相当数いると思います。仮にJR東日本が運輸サービス業であるならば、それをバッサリ切り捨てるような施策はやはりどうなのかなという思いはあります。
投稿情報: 今出川@富山 | 2014年12 月27日 (土曜日) 00時22分
同じく閉まったといえば、やはりPOSや料補派には重宝していた川崎新町の窓口閉鎖でしょうか。
みどりの窓口がある川崎駅には距離的には近いのですが、乗り換えを伴う事と、南武支線の本数が少ないこともあって、補完的役割は薄かったようです。
同じく神奈川県内でも年末年始で相次いでPOS端末駅が業務廃止をするので、来年には料補も駅での入手は困難になるでしょうね。マルス端末のある駅で料補は列車名がシステムにある限り出さないでしょうし。
実績的に、切符を買い求めてた多くは切符好きの人が占めていたようです。
それ以前に、POS端末駅があるということは時刻表にもあまりアピールされて無かったので、認知度は低かったのではないかと思いますね。
投稿情報: 下総鐡道 | 2014年12 月31日 (水曜日) 14時35分
常磐線の北松戸駅のポスターによると、3月1日より、始発から7:00までの間、改札係員が不在になります。さらにその時間帯は、指定席券売機も停止させるそうです。
手持ちの乗車券やSuicaで改札を通過できないときは、改札口のインターホンで呼び出せば、時間は掛かるものの係員が対応するとのこと。
出入口のシャッターの開閉作業があるので、駅が完全に無人になるわけではないと思いますが、極限まで人員を削減したい意図が透けて見えます。
指定席券売機を停止させるのも、機器の操作方法など客からの面倒な問い合わせをさせないためだと思われます。
合理化もついにここまできたかという感じです。
投稿情報: える | 2015年2 月22日 (日曜日) 23時24分
人の多い首都圏だからの閉鎖が目立つJR東日本ですが、JR西日本は関西圏を中心に窓口閉鎖しみどりの券売機プラスの導入、JR九州は上場に向けて出札窓口を大幅に合理化がそれぞれ発表されています。
東海も近年閑散線区の窓口を一気に閉鎖しましたし、北海道や四国は元々限界まで減らされています。
今後増えることもないでしょうし、どうなることやら……。
投稿情報: あかさたな | 2015年3 月 3日 (火曜日) 18時20分