ミッドナイト弘前号
◆種別:快速?(団体専用)
◆区間:直江津→弘前
今年3月7日出発で突如「ミッドナイト弘前」なるパックツアー専用の臨時列車が企画されました。運転区間は直江津~弘前という日本海縦貫線を半分ぐらい縦貫する区間で、直江津~酒田間の各停車駅からの設定がありました。
車両はJR東日本青森車両センターの24系で、機関車はEF81です。このためだけに青森から直江津まで事前にセットで回送されたようです。編成はB寝台車のみで、全席シーツ・毛布のない「ゴロンとシート」のみという設定でした。パンフレットには廃止が間近となっていた寝台特急「あけぼの」と関連付けるような文言が並んでいたので、時間帯が悪くて「あけぼの」になかなか乗れなそうな新潟近辺の人が寝台列車の雰囲気を楽しめるよう企画された列車のようです。
直江津 長岡 新津 村上 酒田 弘前
20:00 → 21:24 → 22:31 → 0:10 → 3:37 →→ 8:33
ダイヤ(発車時刻)は上記のようになっていました。新津・村上でちょっとした停車時間があり、酒田駅では1時間以上の停車があり、確か寝台特急「トワイライトエクスプレス」との交換もありました。
列車はオリジナルのヘッドマークとシール貼りながらテールマークも用意されていて、なかなか手が込んでいました。上の写真は新津駅で、下の写真は酒田駅で撮影したものです。新津駅は子供も含めたくさん撮影隊がいたんですが、酒田駅は真夜中で風が強くてめちゃくちゃ寒かったので私のほか2人ぐらいしかいませんでした。
ツアー代金は驚くほど安かったです。新潟~弘前の往復乗車券と、「ミッドナイト弘前」の指定券・弁当・記念品、帰りの新潟までの特急「つがる」・「いなほ」の指定席が付いて13000円でした。新潟~弘前間の片道だけでもこの当時で6830円しましたから、単純に往復するだけよりも安いです。
団体専用列車の種別を論ずるのはあまり意味がないと思いますが、ツアーの価格的には快速列車という想定のような気がします。
私は途中の長岡駅から乗車しました。乗車券部分の有効日数は手書きになっています。また、「ゴロンとシート」なので、指定券は上席となっています。ちなみに長岡発のツアー代金は新潟発の1600円増しでしたが、復路の新潟~長岡間は新幹線の自由席が利用できました。
実際の乗車率ですが2名縛りが嫌われたのか、せいぜい3~4割という印象でした。2人で上下段の利用予定でしたが、ツアコンの方にはガラガラだったので向かい合わせの寝台の下段どうしで使っていいと言われました。鉄ヲタだらけになるとは思いますが、1名でも参加可能にしておけばもう少し集まったような気がします。企画や価格はよかっただけに余計そう思います。
弘前到着後は40分後の「あけぼの」にも乗って青森まで行きました(実際は30分近く遅れましたが)。また、復路日の延長ができたので、復路は翌日にして五能線沿いのにある「不老ふ死温泉」に泊まってきました。「ミッドナイト弘前」を組み込んでいろいろと課題が解決できたのはよかったです。
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