羽後本荘枠
寝台特急「あけぼの」は昨年暮れに廃止(=定期運行終了)が発表されて以降、指定が取りにくい状態が続きました。もともと人気のあった「ゴロンとシート」やB寝台ソロはもとより、普通のB寝台ですら発売当日に売り切れたことも珍しくありませんでした。
そのB寝台を取るのにちょっとした裏技がありました。俗に「羽後本荘枠」と呼ばれていたものです。下り「あけぼの」の4号車は羽後本荘~青森間は立席特急券を持った乗客を乗せるため、B寝台の発売は上野~羽後本荘間となっていました。上野~青森で空席照会をして満席でも、上野~羽後本荘で照会した場合は空いていることがしばしばありました。上り列車も青森~羽後本荘間は指定席特急券で利用できたため、同様に羽後本荘枠がありました。
これが羽後本荘枠で発券した上野~青森間の寝台券です。記事のところにごちゃごちゃ書いてありますが、羽後本荘枠で確保した上野~羽後本荘間のB寝台に差額の特急料金を支払ったうえで青森まで延長しています。上野~羽後本荘間がB寝台で、羽後本荘~青森間が立席利用です。アホな係員だと羽後本荘を境に特急料金を分割してしまうんですが、このように通算にして料金補充券で発券するのが正解です。
羽後本荘枠を駆使して無事に「あけぼの」に乗れたわけですが、羽後本荘から立席特急券を持った乗客が乗ってくるため、羽後本荘到着前(朝6時前)に寝ているところを叩き起こされ、寝台を座席にして座る必要がありました。これは座席として使用しない上段に寝ていても同じでした。なので、微妙に寝不足でした。
「あけぼの」は多客期の臨時列車として運転されていますが、立席特急券や指定席特急券で乗車できる区間はないため、羽後本荘枠はありません。
最後の一ヶ月、羽後本荘枠は十枚以上切りました。
指定1に羽後本荘までの寝台を、
指定2に羽後本荘からの立席を、
再掲には特急と寝台の内訳を、
乗車船区間には駅所コードが抜けてるし、
不使用欄は全て斜線引きなさい。
なーんて思っちゃうのは意地悪ですかねw
投稿情報: 三階 | 2014年8 月19日 (火曜日) 20時36分
料補10枚はすごいですねぇ…。
成田駅のおねえさんは取扱いに困ってたんですが、ちょうど初詣輸送のさなかで支社の人が居合わせていて、その人が「料補書いて」と指示をしていたので、今回のように発行してもらえました。当然ながら料補にも慣れてなさそうな感じはしました。
投稿情報: 今出川 | 2014年8 月21日 (木曜日) 22時59分