スワローあかぎ料金券
「スワローあかぎ料金券」は特急「スワローあかぎ」を利用する際の専用の特急料金券です。利用方法には2通りあります。
- 料金券購入時もしくは購入後に列車を指定する場合
- 料金券を購入し、列車を指定しないで適当な列車の空席を利用する場合
1の場合で指定列車に乗り遅れた場合は後続の「スワローあかぎ」の空席か、特急「草津」・「あかぎ」の自由席が利用できます。また、2の場合で空席に座っていて、指定券を持った客が現れたら別の席に移動しなければなりません。
「スワローあかぎ」の記事から一部再掲になりますが、料金の比較をしてみました。
50Kmまで 100Kmまで 150Kmまで
スワロー正規 1030円 1450円 1860円
スワロー料金券 750円 1150円 1560円
スワローチケットレス 730円 1150円 1560円
「スワローあかぎ」の記事を書いたころは「えきねっとチケットレス割引」が期間限定で500円でしたが、7月以降は当初設定の300円と縮小されています。その代わり(?)に7月中に5回利用すると500円相当の「えきねっとポイント」を還元するキャンペーンを行っています。 このキャンペーンはリピーターにはいいかもしれませんが、利用が低迷している対策としての新規顧客開拓にはならないと思います。
(スワローあかぎ優先の指定席券売機)
「スワローあかぎ料金券」は駅の窓口か指定席券売機で購入します。そのため、一部の停車駅ではホーム上に「指定席券売機」を増設したところもあります。しかし、4月時点で上野駅にはそれがなかったため、発車する15番線から少し離れた窓口まで買いに行く羽目になりました。「チケットレス」に誘導したいという思惑はあるかもしれませんが、上野駅については改善を求めたいです。
(料金券単独)
(指定込みの料金券)
上の券は先に料金券を購入し、後から「えきねっと」で予約した指定券を付けました。受け取らずにチケットレスにした方が安かったのは承知していますので、きっぷヲタに対しては野暮なツッコミです。下の券は私が使ったものではないので詳細は不明ですが、料金券購入と同時に列車を指定したものと思われます。
「スワローあかぎ」については散々な評判が先行しています。素人の私から見ても、ちゃんと制度設計を練ったのか疑問に感ずるところが多々あります。運行開始4ヶ月で失敗と結論を出してしまうのは早計だと感じますが、テコ入れするどころかチケットレスの割引拡大を打ち切ってしまったので、車両の改造費や券売機増設等の先行投資を回収しないといけないJR東日本としても引っ込みがつかなくなっているのかもしれません。
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