値上げ前後の乗車変更1
4月1日より消費税が5%から8%に増税されました。増税は平成9年以来17年ぶりのことです。それに伴ってJRを始めとする鉄道の運賃もほとんどの会社で4月から値上げされました。
3月までに購入した乗車券類は4月以降利用開始でも値上げ前の運賃・料金が適用されます。各地の定期券売り場に大行列が発生したのはそのためです。仮に50000円の定期券だったら1500円程度の差が出ます。「1500円も」と考えるか「1500円しか」と考えるかは人それぞれですが…。
ちなみに3月中に購入していた乗車券類を4月に入って乗車変更した場合でも値上げ前の運賃・料金が適用されます。払戻の際の手数料も旧手数料が適用となります。
この乗車券は3月31日に購入していた乗車券を4月1日になってから乗車変更したものです。右上の四角囲みの「乗変」の下に0331という数字が印字されているのがわかります。これは乗車変更前のきっぷを3月31日に購入していたことを示すものです。
【横浜市内~杵築】
- 旧運賃…13590円 (払戻手数料:210円)
- 新運賃…13980円 (払戻手数料:220円)
値上げ前後の運賃を比較すると、上記のとおり390円の差が出ています。端末の方で乗車変更入力時に原券の発売日を手入力するエリアがあるようで、そこに入力することによって新旧の運賃を判断して発券しているものと思われます。きっぷを読み込ませて原券発売日を読み取る機能があるかと思ったんですが、案外アナログな印象は受けました。
おそらく、この機能は値上げ前後で運賃・料金が混在する2~3ヶ月の間だけ使われるものと考えられます。ただし、来年10月からは消費税がさらに10%に上げられる予定ですので、それに伴ってJRの運賃・料金に変更があればこの機能は復活すると見てよいでしょう。
ちなみに乗車券の乗車変更を行った場合の以前の乗変印字はこんな感じで、原券発券日の情報はありませんでした。
この消費税値上げ前後の関連はあと2~3回仕込む予定です。
ご無沙汰しています。MVでの乗変がどのような対応になるのか興味あるところですね。
投稿情報: えびの2号 | 2014年4 月12日 (土曜日) 16時14分
ご指摘の通りで、挿入乗変や自動控除・払戻で対応出来る乗車券類については、磁気を読み取って判別します。
印章で申出証明を行った切符や、紛失再印字されている物・磁気異常の場合は、磁気読み取りで対応出来ないので手入力ですね。
今回の措置に対応するため、払戻・控除・各種発売画面に「原券発行日」ボタンが追加されました。
7月に再度、マルス機能切替が行われる様で、その時まではマルス端末にて旧料金と新料金の検定を行うそうです。
それ以後は各社POS端末にて照会か、最悪は旧運賃・料金原票で手計算との事…
投稿情報: 名無しさん | 2014年4 月13日 (日曜日) 17時59分
>えびの2号さん
乗変前提で4/30で仕込んでしまったため、MVまでは実証できなそうです。気づいていれば考えたんですが。
>名無しさん
私がこの記事を書いた時点では手入力していましたが、後日別の駅で変更した際には読み取り機に挿入して自動でやっていました。
この機能は7月までなんですね。私が思っていたよりも長い感です。
投稿情報: 今出川@台湾 | 2014年4 月21日 (月曜日) 10時20分