富士山トレイン371
▼種別:急行
▼運転区間:浜松~御殿場
JR東海の371系は平成24年3月のダイヤ改正で特急「あさぎり」の運用から外れました。同時に外れた小田急20000系(RSE)は廃車・譲渡となり小田急から姿を消しましたが、371系はJR東海管内の臨時列車用として引き続き使用されています。
以前紹介した快速「おやまウォーキング」号なんかもそのうちの一つです。今度は7月下旬~8月上旬の夏休み前半に浜松~御殿場間で急行「富士山トレイン371」号が運転されました。このリリースがあった6月上旬は富士山が世界文化遺産に登録されるかもしれないと言われていた頃で、登録を見越してこの列車を設定したのではないかと推測しています。ヘッドマーク・側面方向幕はともに「臨時」となっていました。
JRグループの定期急行列車は今や「はまなす」のみになってしまいますが、JR東海ではこういった季節モノの臨時列車を急行列車として設定することがよくあります。これまでの傾向からすると、特急型車両を使用して普通列車並みの速度の場合は間を取って急行列車としているような感です。
運転日数が6日間設定されたこともあり、そんなに混んではいませんでした。指定はパックツアーである程度は抜かれていたようですが、1カ月打ちをしなければいけないほどではなく取るのに苦労はしませんでした。なお、「3号車52番」という席は2階建て車両の1階席です。当日は雨がちらつくような天気で、肝心の富士山はすそ野のあたりしか見えませんでした。
「富士山トレイン371」は好評だったのか来月にも運転されるようです。一昨年・昨年は快速「富士山トレイン117」として「トレイン117」で運転されていましたが、「トレイン117」が昨年夏に廃車になってしまったため371系で運転されることになったようです。富士山は冬のほうがきれいに見える確率が高いので、冬場の運転のほうが向いていると思います。
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