はやぶさ18号
◆種別:新幹線
◆区間:新青森→東京
(はやぶさ18号:仙台駅)
東北新幹線「はやぶさ」はE5系を投入し、時速320Kmでの運転を行っています。ただし、今のところE6系「スーパーこまち」と併結される「はやぶさ」については300Kmに抑えられています。320Km運転するのは「はやぶさ」単独運転の列車です。最速所要時間以下のような感じです。
- 東京~仙台 1時間30分(上り)
- 東京~盛岡 2時間10分(上り)
- 東京~新青森 2時間59分(上り・下り)
私は学生時代は仙台に住んでいたので、東京~仙台間の新幹線はよく利用していました。その頃はE2系どころか200系しかなく、大宮~仙台間ノンストップの最速達列車でも1時間50分程度かかっていたと記憶しています。だから、1時間半というのはもう驚きを超えて隔世の感すらあります。
昨年6月に320Km運転を行っている「はやぶさ18号」に乗ってきました。この列車は仙台~東京間を1時間30分で結ぶ最速列車です。夜遅い時間だったので車窓からはスピードが出ているかはわかりませんでしたが、駅間のラップタイムを測ってみるとやはりそれなりの数値が出ていました。
◆はやぶさ18号 駅間ラップタイム 【 】は仙台からの合計タイム
- 白石蔵王 11:00 【11:00】
- 福島 6:00 【17:00】
- 郡山 8:00 【25:00】
- 新白河 7:00 【32:00】
- 那須塩原 5:00 【37:00】
- 宇都宮 8:15 【45:15】
- 小山 6:45 【52:00】
- 大宮 14:30 【66:30】
- 上野 18:45 【85:15】
- 東京 4:30 【89:45】
320Km出しているのは仙台~宇都宮間です。宇都宮~大宮間は275Km、大宮~東京間は110Kmまでしか出せないので、距離の割に時間を要しています。そして、仙台~東京間トータルではほぼピッタリ1時間30分になります。
今度の3月のダイヤ改正より秋田新幹線の車両がE6系に統一され、愛称も「スーパーこまち」から「こまち」になります。E5系+E6系併結列車も320Km運転を開始します。ただ、ちょっと気になっているのはこれまでの「はやぶさ」は仙台~盛岡間はノンストップだったんですが、各駅停車する格落ちの「はやぶさ」が登場しています。同じ「はやぶさ」でも同区間を39分で結ぶ列車もあれば、1時間12分要する列車もあります。
1時間12分の「はやぶさ」だと「やまびこ」や「はやて」の各駅停車タイプとも所要時間は変わらないのに、「はやぶさ」という愛称だけで39分の列車と同額の加算料金が課せられるとしたら、不平等でわかりにくい制度だと思いますし、利用客に便乗値上げと捉えられても仕方ない気がします。
私個人的には加算料金を課す「はやぶさ」は当初のコンセプト通り東北新幹線の最速達列車であるべきで、停車駅は上野・大宮・仙台・盛岡・八戸ぐらいに絞り、それ以外の停車がある場合は加算料金のない「はやて」として明確に区別した方がわかりやすくて公平な気がします。
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