のぞみ利用制限
平成4年に東海道新幹線に「のぞみ」が登場してもう20年以上経ちます。登場当初の「のぞみ」は全車指定席で加算料金が発生し、ジパング倶楽部やレール&レンタカーきっぷでの特急料金割引対象外と既存の「ひかり」と比べて異例づくめでした。
平成15年に東海道新幹線・品川駅が開業する際に白紙改正に近いダイヤ改正があり、東海道新幹線の主役が「ひかり」から「のぞみ」に代わりました。その際に「のぞみ」にも「ひかり」と同額の自由席が設定され、加算料金は大幅に値下げされました。しかし、特急料金の割引対象外は見直されることなく現在に至っています。
手元に東京~新横浜間の新幹線特定(自由席)特急券がありました。しかも、ジパング割引が適用されたものと適用されていないものを同時に使用していました。よく見ると注意書きに違いがあることに気付きました。
(通常料金)
指定席への変更は指定席特急料金との差額が必要
(ジパング3割引)
のぞみ号には乗車できません
通常料金であればどの列車でも利用できますが、ジパング割引が適用されると「ひかり」の自由席と同額とはいえ、「のぞみ」の自由席は利用できません。なので、そのことを敢えて券面に明示しています。
「のぞみ」が登場した当初は1日2往復でした。それが1時間1本にまでは増えましたが、まだ脇役でした。平成15年のダイヤ改正を機に東海道新幹線の1時間あたりの本数は「ひかり」+「こだま」の本数より「のぞみ」の本数の方が多くなっており、「のぞみ」主体のダイヤになっています。
そんな感じで「のぞみ」登場当初と今とでは状況が異なっていますので、「のぞみ」だけ割引適用外を継続するのはもう時代遅れのような気がします。自由席であれば「のぞみ」でも「ひかり」でも同額なので適用対象にしてもいいように思います。
のぞみ号の制限ですが、ジャパンレールパスを使う海外の方にも評判が悪いようで。
自由席を含めて一切利用不可、特急券買い足しも認められず乗車券から買い直しが必要になります。つまりジャパンレールパスは何の効力も無し。
のぞみとひかりの速度差より、本数が余りにも少ないのが使いづらいようです。
ガンガン使われても切符代以上の収入にならないからやるメリットがない、というところなんでしょうけど、いつまでのぞみの特別扱いを続けるんでしょうかね。
投稿情報: お | 2013年11 月21日 (木曜日) 17時34分
ジャパンレールパスは乗車券部分も使えないんですか…。それはひどいですね。ジパングと同様に特急券だけ買い直しだと思ってました。
国の政策として外国人観光客を呼び込もうとしているそばで、いつまでもこんな時代遅れなことやっていてはダメですね。
投稿情報: 今出川@高岡 | 2013年11 月23日 (土曜日) 00時49分