りんてつ漫遊きっぷ
「りんてつ」とは鹿島臨海鉄道の略称です、「りんてつ漫遊きっぷ」は期間限定で発売している鹿島臨海鉄道のフリーきっぷです。3タイプあって、フリー区間は以下の通りです。
- Aタイプ(500円)…水戸~涸沼
- Bタイプ(1000円)…水戸~大洋
- Cタイプ(2000円)…全線+JR鹿島サッカースタジアム~鹿島神宮
CタイプはJR鹿島線の鹿島サッカースタジアム~鹿島神宮間もフリーエリアに含まれます。
画像のきっぷはCタイプのものです。各タイプとも端末での発券はなく、このような感じの常備券になっています。Aタイプ・Bタイプはこの地紋の色違いになります。
発売箇所は鹿島臨海鉄道の直営駅(大洗・新鉾田)と委託の涸沼駅、それに駅前の委託販売所となっています。JR駅(水戸・鹿島サッカースタジアム・鹿島神宮)での発売はありません。
このきっぷは水戸駅北口の茨城交通の案内所で購入しています。チラシには「水戸駅北口から徒歩1分」とありますが、場所を知っていても改札口からだと徒歩で3~4分はかかります。北口の端っこにあるため場所を知らないともっとかかります。なので、水戸駅でJRから乗り継いでこのきっぷを仕込もうとした場合は余裕を見なておかないとキツいです。
【ひとこと】
やはり両端のJR駅では窓口で購入できるようにして欲しいです。価格的には水戸~鹿島神宮間が1530円するので、往復するだけで元が取れます。Aタイプでも水戸~大洗間が310円、Bタイプは水戸~新鉾田間が780円なので同様です。私が見た感じではAタイプの水戸~大洗間の利用が一番多く見えました。
なお、春季と秋季には鹿島臨海鉄道全線を含む茨城県内の大半の鉄道路線がフリーになる「ときわ路パス」がCタイプと同額の2000円(小児は500円!)で発売されており、エリア内のJR駅で購入できます。
使い勝手…★★★☆☆
お得感…★★☆☆☆(区間によりけり)
当日発売…あり
小児用…あり(半額)
正直、茨城交通委託券は販売枚数が余りよくないのが現状です。一番多く売れているのは、やはりAタイプでしょう。それでも、あまり売れてはなく、その上、大半の購入者は、ガルパンの訪問客の方たちだと思われます。
他方、大洗駅で発券されるAきっぷは、往復乗車券の代用としてかなり使われています。窓口が改札のすぐそばにあり(※券売機は少し離れたところに設置されています)、窓口で乗車券を購入される方が非常に多いので、Aきっぷの案内がしやすいという好条件もあると思われます。
とりあえず、現在の券の販売が来年1月までなので、それまでは現状のままでは無いでしょうか。
投稿情報: GuPVOG2013 | 2013年10 月10日 (木曜日) 23時49分
【追記】
現状を踏まえると、水戸駅で販売するよりは、土日に限って、水戸~大洗間で専務車掌を乗せて、「りんてつ漫遊きっぷ」を車内販売する形の方が良いと思われます。
と言うのも、中間改札で見ていると、JR線から直接中間改札を通って大洗鹿島線に乗車する方が非常に多いのです。
中間改札(水戸鉄道サービス委託)に販売委託するのも手ですが、あすこはJR特急券や区間変更と改札で手一杯のため、おそらく無理でしょう。またSuicaの簡易改札に気づかずに乗車してくる方も多いため、2重の意味で専務車掌を乗せたほうがまだ費用対策効果はあるかなと思います。
投稿情報: GuPVOG2013 | 2013年10 月10日 (木曜日) 23時59分
ガルパンというのはよくわかりませんが、私が見た際には定期券を持たない大洗の中学生が水戸への行き来に使っていたような感じでした。
JRで取り扱えないのであれば車掌に売ってもらうというのはいいアイデアだと思います。
投稿情報: 今出川 | 2013年10 月12日 (土曜日) 23時32分