JRバス関東・新宿
JRバスは今でこそJR本体から分社化されていますが、国鉄時代は本体の自動車部門という扱いでした。主要なバス駅(≒バスターミナル)では鉄道線のきっぷを発売していたところも多くありました。現在ではJRバス各社での路線バスの廃止・移管が進み、代わりに都市間高速バスに注力するようになりました。JR東海バスに至っては路線バスは全廃となり高速バス専業の会社になっています。
都市間高速バスはごく一部を除き定期券の設定がありません。また、高速バスは電話予約が主だったので、バス駅を設置して窓口できっぷや定期券を発売する必要性も薄れました。さらにここ最近ではネット予約も広く浸透したため、全国のバス駅は減少の一途を辿っています。
で、前置きが長くなりましたが、平成13年に発券されたJRバス関東の新宿駅で発売された鉄道線の乗車券です。発売箇所表記は「○KB新宿MR」となっています。ここにはバス駅にも関わらずマルス端末が設置されていて、バス関連以外にも全国のJR線の乗車券や特急券も発売できました。現在もマルス端末はあるようですが、鉄道線のきっぷの発売は行っていないようです。
以前の記事で紹介しましたが、JRバス関東では館山駅にもマルス端末が設置されていて、鉄道線のきっぷも発売していました。こちらはマルス端末が撤去されてしまった模様で、ここでも鉄道線のきっぷは購入できなくなっています。JRバス関東では全社的に鉄道線のきっぷを売るのを取り止めたというような話も聞きました。
今後、バス駅で発券された鉄道線のきっぷについても少しずつ紹介していきたいと思います。
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