えきねっと受取機置き換え
JR東日本の「えきねっと」予約で予約したきっぷを専用で受け取る「えきねっと受取機」があります。私の手持ちでは平成15年1月のものが最古なのでその頃からあると思われます。当初は首都圏のみの設置でしたが、首都圏では「えきねっと予約」の受け取り以外の機能がある「指定席券売機」に置き換えられ、「えきねっと受取機」は地方の新幹線・特急停車駅に配転されました。
(仙台駅:平成22年12月)
末期の仙台駅にはこの写真のように新幹線改札口のそばに「えきねっと受取機」が5台も並んでいて壮観ですらありました。手慣れた感じのビジネスマンが利用していましたが、そんなに利用頻度は高くないように見えました。
ここで発券したきっぷは熱転写印字で、発売箇所は「仙台幹中MEV1」となっています。「えきねっと受取機」の発売箇所はみなMEVとなっています。
その後、「えきねっと受取機」は今年3月末までにすべて撤去されました。理由はわかりませんが、年度末というタイミングからして、機械としての償却期間が到来したせいなのかもしれません。
(仙台駅新端末:平成24年10月)
先月、久しぶりに仙台駅に行った際に同じ場所にあった新しい「えきねっと受取機」を見つけました。台数は5台から3台に減っていました。最近、新設される端末は感熱タイプなので多くの期待はせず使ってみました。
印字はやはり感熱で、発売箇所表記は「仙台駅幹中C3」となっています。Cを使うあたりは以前紹介した「東京駅C61」と同じで、クレジットカード専用のMV35型端末の機能を「えきねっと」予約の受取限定に絞り込んだ端末と言えそうです。
ちなみに仙台駅では新「えきねっと受取機」が設置されていましたが、それまで「えきねっと受取機」が設置されていた他の駅では必ずしも置き換えられたわけではないようで、秋田駅や新横浜駅のように代替端末が設置されず空きスペースとなったところもあります。
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