JR四国エコポイント交換パス
今年3月末で家電エコポイントの対象製品購入期間が終了しました。現在はそれまでに購入した製品に付与されたポイントの交換申請のみ受け付けています。そのエコポイント交換商品の中にデパートや地域限定の商品券・名産品、それに各地の交通機関のプリペイドカードが多くありました。
プリペイドカードがほとんど占める交通機関系の交換商品の中で異彩を放っていたのがこの「JR四国エコポイントパス」(以下「エコポイントパス」)だと思います。児島以南のJR四国全線の特急列車の自由席が期間中の連続する3日間利用できます。
エコポイントパスの必要ポイントは8000ポイントで、それに500ポイントの送付手数料を要するためトータルで1冊8500ポイントになります。ただし、2冊引き換える場合でも、それぞれに送付手数料がかかるため、16500ポイントではなく17000ポイント要しました。実際は2冊同封されて送付され、送料は1冊分しかかかっていませんでした。これはちょっと納得がいきませんでした。
これがそエコポイントパスの現物です。これがそのままJR四国より送られてきました。発行日から6ヶ月間有効でこのきっぷだと平成23年5月2日までですが、この日までに使用開始するのか使用終了するのかがわかりません。使用前に昔の「青春18きっぷ」みたいに日付を書き込んでもらって使います。高松駅の係員はチケッターで代用してしまいましたが…。また、お金を出して購入していないのに8000円という金額が入っています。現金・エコポイントでの払い戻しは一切出来ないので、金額を入れる意味はないと思います。
このきっぷの比較対象としてJR四国内3日間有効の「四国フリーパス」(大人:15700円)が挙げられます。エコポイントパスはJR四国の鉄道路線しか使えませんが、「四国フリーパス」はJRバスの一部路線と、土佐くろしお鉄道・窪川~若井間が利用できる上に小児用もあります。ただ、大人のみで鉄道路線しか利用しない場合はエコポイントパスの方が半額近く安上がりになります。まだ未申請のポイントがあって、これから四国に行く予定がある場合はオススメです。個人的には回数制限があってもいいので指定席が取れればうれしいんですが。
私もエコポイントパスを2冊引き換えましたが、送料の扱いに疑問が残りました。経営の苦しいJR四国へのお布施ということに考えたいと思います。
券面に金額が表示されているのは内部証票的なもので、8000円を旅客に代わり国から収受するとともに、発券をもって収入として計上しているものと思われます。
投稿情報: マルス2号 | 2011年5 月 6日 (金曜日) 07時37分
今出川さんの切符に対するアンテナは本当に関心します。
こんな切符があったことを全く知りませんでした。
四国はやはりバースデーきっぷが最強だと思います。
2年に分けてバースデーきっぷで四国を乗り通しました。
話が反れてしまいますが、このまえ南風のグリーン車を利用したときリニューアルされていて、四国もいろいろと頑張ってるなぁと感じました。
しかしもっと大々的な改革というかアピールが必要な気がします。
投稿情報: がらくた | 2011年5 月 6日 (金曜日) 09時20分
このパスですが、小児用も有ります。半分の4000ポイントで送料はやはり500ポイントです。昨夏に家族で使用してきました。送料の重複もさることながら、このパス駅員への知名度が低くて、何駅も「ちょっと見せてください」と確認されたのは参りました。
投稿情報: tonkei | 2011年5 月 9日 (月曜日) 23時47分
>マルス2号さん
内部証票ですか…。そのへんになると素人にはわかりませんね。
>がらくたさん
自分は「乗り鉄」と言うよりは「きっぷヲタ」なんで、しっかり情報収集はしようと思っています。旅客会社本社のHPに出ているようなものであればいいですが、支社限定のようなものだとどうしても取りこぼしがちになってしまいます。
「四国バースデー」はいいきっぷですね。自分だけじゃなくて同行者用があるのもいいです。誕生月以外では「四国途中下車の旅」という宿泊付のパックがオススメです。興味があったら調べてみてください。
>tonkeiさん
小児用の存在は知りませんでした。ちゃんとあったんですね。
私は今年の4月に使ったので、呼び止められることはありませんでした。それだけ現場にも周知されたんでしょうね。
投稿情報: 今出川 | 2011年5 月11日 (水曜日) 21時22分