WEP特派員
JR東日本と総合情報サイト「オールアバウト」がタイアップして、今年4月から新たに発売した「ウィークエンドパス」(以下WEパス)の販売促進として「ウィークエンドパス特派員」(以下「WEP特派員」)という無料モニターを200組募集しました。JR東日本がWEパスを提供し、WEP特派員がそれを使用して旅行して、その旅のレポートを「オールアバウト」のサイトに掲載するというものです。WEP特派員の組合せは「大人1人」、「大人2人」、「大人1人、小児1人」「大人1人、小児2人」の4通りで、組合せごとの定員は公表されていません。
WEP特派員の特典は以下の通りです。
- 人数分のWEパスの無償提供
- オリジナルのネックラップ
- 「オールアバウト」に掲載された場合は5000円分の「びゅう商品券」
JRとネット企業が組んでこういった販促企画をするのは目新しいと思います。巧拙は別にして、私は文章を書くのは好きなので、この企画に興味が湧きました。4月中旬までに募集した1回目は「大人2人」で気合入れて応募動機を仕込んで応募してみたもののハズレました。6月下旬になって2回目の募集を行っていることは知っていましたが、応募してもどうせ当たらんだろうな…と思い静観していました。しかし、宝くじと同じで、応募しないことには当たる確率は0なので、今度は「大人1人」で締切の8分前に適当に応募動機を仕込んで応募しておきました。
(当選通知)
…無欲の勝利とは恐ろしいものです。締切からちょうど5日後の七夕の日に「オールアバウト」から当選通知のメールが来ました。以下、当選通知メール受信から旅行開始までの流れです。
- メール返信にて参加可否の確認(7月19日期限) →翌日返信
- 7月12日に「オールアバウト」より参加確定のメール連絡。使用するWEパスは8月12日ごろに着くように発送すると連絡あり。
- 8月11日に佐川急便からの不在通知。14日に再配達受領。きっぷとネックストラップとWEパスのパンフレット、手引きのような冊子が同封。
- いざ出発。
きっぷの発送主は「オールアバウト」でした。この企画における一連の事務作業は全て「オールアバウト」が担っていたようです。きっぷの使用開始日が8月21日だったので、参加確定からきっぷの発送までは間があり、きっぷの到着から出発まではさほど間がありませんました。WEパスが無償提供されるので転売防止を考慮に入れたのかなと思いました。
きっぷは新宿提携販売センター発券の普通のWEパスに氏名印と「WEP特派員用」という赤い印が押されていていますが、かなり気合いを入れて押したようで滲んでしまい判別できません。私はどんなきっぷが出てくるかと思ってちょっと期待していたんですが、全然普通のきっぷでした。(氏名部分は私の名前が手書きされているので伏せておきます)
(ネックストラップ)
ネックストラップはこんな感じのものです。紐の部分に「WEP特派員」と印刷されていて、実際に使用するにはちと恥ずかしいです。紐は青以外に何色かあるのかもしれません。私はきっぷを首からぶら下げることが生理的に好きではないので、袋から出さずにこのままお蔵入りすることになりそうです。
ヲタ的要素と旅人的要素をちりばめて、いつものように適当に旅行してきました。送られてきたWEパスがなぜか磁気不良を起こしていて自動改札機に一度も通りませんでした。磁気を発するものに近づけてはいないはずですが…。ひょっとしたら別人に使用されないよう「特派員仕様」になっているんでしょうか??A羽駅改札の係員に「入られる時に自動改札に通していないから出られないんですよ」と真顔で言われた時には吹き出しそうになりました。只見線や飯山線に自動改札機があるならば、一度お目にかかりたいものです。
レポートの送付期限は旅行終了日から1週間後の8月29日までで、現在仕込みの最中です。正直なとこもう少し日数が欲しいところですが…。採用されて「オールアバウト」に掲載されれば5000円分の「びゅう商品券」が貰えますが、これには期待はしないことにします。貰えたとしてもまた次の旅行にすぐ使ってしまいそうで、まんまとJR東日本の策略に乗せられている気がします。
マルスで余計な事が出来ないように磁気を殺したのかなー、
なんて思ったりもしたのですが、
通達等を確認してもそういった記述は有りませんでした。
なので、故意なのか偶然なのかは分かりません。
85mm券なら、窓精に放り込めば磁気状態分かります。
A駅ではそれを怠ったという事ですね。
投稿情報: 三階 | 2010年8 月31日 (火曜日) 01時23分
>窓精
改札口できっぷや定期券の入場記録を見るアレですかね?
今回の旅行では新幹線を含め自動改札を通る機会がわりと多かったんですが、磁気情報まで確認した係員はおらず、きっぷの券面だけ確認して改札口を通してもらいました。でも、間違いなく不便でした。
ちなみに「特派員用」でなければ磁気不良で発行換してくれたりするもんですかね??
投稿情報: 今出川 | 2010年8 月31日 (火曜日) 23時35分
この特派員用パスですが、私の友人も第一回目に当選し、
いざ使おうとしたら磁気異常で自動改札を一切通らなかったそうです。ゴム印が自動改札によって擦れて薄くなるのを懸念したんでしょうかね。
投稿情報: MT54 | 2010年9 月 5日 (日曜日) 00時10分
通達等調べましたが、磁気を殺している等は書いていませんでした。
ただ、払戻や乗変には制限が掛かっていますから、係員が安易にマルスで処理するのを防ぐ目的でそういった処理を行った可能性は有ると思います。
あとは、慥かに自動改札を通ると自動改札が汚れそうな感じの判子だな、とも思いますw
磁気異常で交換を行うのは、磁気定期だとよく有ります。
乗車券類だと恐らく行わないですね。
また文章が長くなるとアレですから詳細は書きませんが、「係員のいる所を通って下さい」になってしまうかと。
投稿情報: 三階 | 2010年9 月 9日 (木曜日) 09時46分
>MT54さん
同じ症状の人がいましたか…。私はおそらく「オールアバウト」での管理が悪くて磁気情報が死んでしまったのではないかと思っています。
>三階さん
磁気不良によるきっぷの再発行はないんですか。私は磁気定期ユーザーですが、半年使い続けても磁気が死んだことはないです。
あと、私の手元に「再発行」と印字されたマルスの普通回数券があったんですが、こいつは何者なんですかね?記事のネタにしようと思ってるんですが、どうも気になってまして…。
投稿情報: 今出川@小千谷 | 2010年9 月10日 (金曜日) 01時25分
ちょっと長くなりますから、そぐわないようなら削除しちゃって下さい。
1.磁気定期券再交附
よく有る、ってのは語弊でしたね。
ウチ等からすると日常的に遭遇する事象なのでつい"よく有る"と書いてしまいましたが、
一般の方は"運が惡ければ一生に一度遭遇するかもね"程度です。
なので殆どの方は知りません。
詳しく書くと色々悪さを思い付かれてしまう可能性が有るのでこの件はこの辺で。
2."再発行"の磁気回数券
85m券ですね。
"再発行"の経緯を知らないとなると、ちけ屋で購入されたのでしょうか?
その"再発行"には二つの事由が存在します。
ⅰ)汚損による再交附
回数券なのでその日その場で全てを使い切る分けでは有りません。
極稀にですが間違えて服とかと一緒に洗濯しちゃうヒトとか居るんですよねー。
こういった場合ちゃんと形が殘っていれば"汚損"と言って再交附の対象となります。
例えば01~11の内、01と03と04を使って、殘りを洗濯してしまったとします。
この際は、汚損券と再交附02、05~11とを交換します。
こちら側には、再交附01、03、04と、汚損券02、05~11が殘るわけですね。
ⅱ)相違による再交附
メトロなんかの金額式回数券が存在するせいか、同一金額区間ならどこも使えると勘違いして買う方が結構います。
東京-神田の回数券を買おうとしたにも関わらず愆って東京-有楽町の回数券を買ってしまい、
併し乍ら同じ130円区間なのだから大丈夫だろうと勝手に思い込んで神田で弾かれる、と。
何で事前に訊いてくれないのかと毎回思うのですが・・・
乗車券なら乗変してしまえば良いだけですが、回数券には乗変の概念は有りません。
かと言って発行駅以外での出払も原則有り得ません。
そのために区間相違による再交附が認められています。
ただしこれは同一金額区間の差換のみです。
東京-有楽町を東京-神田と差し換えるのは可能ですが、東京-新宿とは不可能という事ですね。
こんなんで御理解頂けたでしょうか。
長文失礼致しました。
投稿情報: 三階 | 2010年9 月13日 (月曜日) 21時09分
ご丁寧にありがとうございます。勉強になりました。
件の回数券ですが、知り合いがヤフオクで買った使用済券を譲ってもらったので、発売された経緯はわからないでいました。
投稿情報: 今出川 | 2010年9 月16日 (木曜日) 21時43分