SLみなかみ
◆種別:快速
◆区間:高崎~水上
快速「SLみなかみ」は高崎~水上間で昨年9月の5連休から運転されたSL列車です。長らく「奥利根」という愛称で運転されていましたが、なぜかしら愛称が変わりました。昨年は12月13日までの土休日に運転され、冬場は運休し今年は5月1~5日にまた再開するようです。ただ、その後6月まで運転予定はありません。
機関車はJR東日本高崎車両センター(高崎支所)所属のD51-498です。専用のヘッドマークが取り付けられていました。一昨年暮れに陸羽東線を走る前の整備で、空焚きでボイラーを損傷し、走行不能になりました。故障当初は修復不能とも修復に1年かかるとまで言われましたが、昨年8月に無事修復が終わり復帰を果たしました。客車は故障前と同じ12系のままでした。
昨秋は運転日数が多かったので指定券は簡単に取れました。乗車率は1ボックス1~2人でかなり空いていました。私が「えきねっと」で偶然取れた席は谷川岳が見える進行方向左側で、この日は薄曇りながら山頂付近がきれいに見えました。
(水上駅構内の整備場)
水上へ行くSLは久しぶりに乗りました。水上駅の構内には転車台と整備場があります。水上駅に到着したSLが方向転換されて折り返しまで整備を行っています。町によってその周辺に柵や歩道が整備されていて、観光客が一連の作業を見ることができます。SLに乗った後の新たな楽しみの一つかもしれません。SLは水上駅到着後すぐに切り離して転車台に移動してしまうので、機関車を回すところを見たい場合は到着後速攻で移動する必要があります。場所は駅から徒歩で4~5分要します。
今のところ発表されている運転日は5月1~5日で、昨年秋から大幅に減っています。去年のガラガラぶりを見て運転日を減らしたのかもしれません。私個人的には高崎始発になってしまったのが、原因の一つではないかと思っています。以前のように「EL&SL」のように上野や大宮発着だったらもう少し首都圏の乗客を取り込めていたのではないかと…。
EL&SLシリーズは元から高崎で大量下車してしまう傾向があり、ついで高崎支社のSLツアーパックも高崎~水上ですのでその区間だけに集中する経緯になったようです。
しかも、上野まで乗り入れるとなると大宮支社や東京支社と運行を協議して調整し、要員も確保しなければならない為、その辺りの業務省略も考えたのだと思います。加えて昨今問題になっている「撮り鉄問題」も特に大宮は酷さを増す一方ですから、情勢を汲んでの施策なんでしょうね。
投稿情報: MT54 | 2010年4 月14日 (水曜日) 20時50分
撮り鉄はそんなに関係ないと思いますが、支社間の業務調整の兼ね合いというのはあるでしょうね。
JRはせっかく都心まで直通できるネットワークがあるんですから、もう少し人口の多い都心から客を呼び込む工夫が必要じゃないかなと感じます。
投稿情報: 今出川@京都 | 2010年4 月18日 (日曜日) 00時04分