西日本パス発売延長
6月末まで発売予定だった「西日本パス」ですが、8月2日出発分まで発売期間が延長されました。もう一度使う機会はなさそうだと思っていたんですが、延長されたので再度使うことができました。
延長分から九州内フリーエリアが久大線以北全線に拡大されました。佐賀・長崎県全域と福岡県の久留米から南を除くほぼ全域、大分県北部が利用できるようになりました。小倉~博多間は新幹線はOKで在来線はNGだったりとわかりにくかったのが、これでわかりやすくなったような気がしました。
これに伴って、券面の注意書きとともに「乗り放題区間のご案内」のフリップの内容も変更されています。日豊線が(小倉~大分)になっていますが、正確には(西小倉~大分)です。まぁそんなツッコミはどうでもいいんですが…。
「西日本パス」は8月21日~10月25日出発分が再発売されます。九州内全域がフリーエリアになり、名実ともに西日本全域のJR線で使えます。指定席の利用回数が増えて、2日間用で6回、3日間用で8回指定席が利用できるようになります。でも、普通車2日間用が18000円と6000円も値上げされていて、値ごろ感はなくなっています。その分、グリーン車用や3日間用との価格差が2000円に縮まっているので、そちらの方の検討もアリかと思います。
ところで。6月まで発売されていた「西日本パス」のパンフレットの表記に第三セクター区間の運賃・料金が別途必要なのに適切に表示していなかったとして、公正取引委員会が排除命令を出すというニュースがありました。
この件を早い時期に取り上げていたのが朝日新聞(関西版)でした。きっぷの制約事項を理解していなかった客<奈良県北葛城郡に住む会社員男性(45)>が、駅の窓口で智頭急行はフリーエリア外になることを知り「偽りあり!」と騒ぎ立て、駅での説明に納得がいかず車での旅行に変更した…という内容でした。
ネットでその記事を読みましたが、「くっだらね┐(´д`)┌」と思いました。どうせ値段だけ見て飛びついたんだと思いますが、オイシイ話には裏があるのが世の常です。45歳の会社員のオッサンがそんなことを理解できないとはびっくりです。注意事項の表記は確かに小さいですが、私の常識からすると説明をしっかり読まない方が悪いです。何十ページもある分厚い説明書を隅から隅まで読めと言っているのではなく、たかだかA4パンフレットの裏表です。この<奈良県北葛城郡に住む会社員男性(45)>は実は朝日新聞関係者で、私憤を恣意的に記事へと仕立て上げたような気がしました。
もっとも、こうして大マスコミが叩くとお役所としては動かないわけにはいかず、今回の措置に至ったんだと思います。まさにペンの威力です(爆)JR西日本も懲りたようで、新しいパンフレットの注意事項は赤枠で大きく強調してあり、8月から再発売される分には智頭急行も新たにフリーエリアに加わります。
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