西小倉着特急券(E-POS券)
西小倉「三部作」の最後です。最後は西小倉駅着の自由席特急券を購入してみました。鹿児島線・黒崎駅の自動券売機には当然のごとく「西小倉」の設定はなく、窓口に行く必要がありました。
運賃表を見てちょっと嫌な予感がしました。西小倉~小倉間はわずか0.8Kmしかなく、黒崎~西小倉でも黒崎~小倉でも乗車券も特急券も同じ価格になってしまいます。なのでせっかく窓口に出向いても小倉着で代用されたり、券売機に誘導されたりしないかなという心配がありました。(※私の地元のJR某社では長いこと並ばされた挙句に発券してもらえず券売機に誘導…という普通の客商売では考えられないようなことをする窓口が普通にあります)
以下窓口でのやり取りです。
私:「西小倉まで乗車券と特急券ください」
係:「西小倉まででよろしいですか?」
私:「西小倉でお願いいします」
ごく普通のやり取りですが、ちょっと強調しました。もっとも、私が妙な心配するまでもなく、E-POS画面に「黒崎~西小倉」という項目がちゃんと登録されていて、あっさりこのきっぷが出てきました。赤鉛筆でしっかりチェックされたうえで渡されました。
この乗車券+在来線自由席特急券が一様になった様式はJR九州のE-POS独特のものです。マルス券では見たことがありません。JR北海道の総販券にも一様になったものがありますが、ちょっとレイアウトが異なります。「特急券は途中出場できません」という表記はあるものの、なぜか「1回限り有効」という表記がありません。
結果的には期待したものを入手でき、気分良く元旦の北九州を後にしました。
九州の場合、特急同士の乗継があったりする関係から「1回限り有効」って表現は使わないのではないでしょうか・・「みどり」と「かもめ」のような例がありますからね。
投稿情報: MT54 | 2009年6 月 3日 (水曜日) 00時10分
乗車券と(中間改札のない在来線の)自由席特急券の一葉化券は、あまり適した様式ではないような気がします。例えば特急に乗車しようとして購入・改札を受け入場したものの乗り遅れてしまい後続の普通列車を利用したとします。着駅等で特急料金が払い戻し(要手数料)になります。博多駅や札幌駅のように列車本数の多い大きな駅の場合ほど、列車名のない自由席特急券では特急列車で来たか、普通列車で来たかの特定が難しい場合があるのでは?と思います。また不慣れな旅客が誤って自動改札に投入してしまうと当然回収され、特急券払い戻しの請求すら難しくなります。
投稿情報: マルス2号 | 2009年6 月 3日 (水曜日) 02時25分
>MT54さん
「みどり」と「かもめ」のような例というのはよくわかりませんが、福知山や水戸の特急列車同士の改札内乗継が認められているところでも、自由席特急券に「1回限り有効」の表記はありました。なので、九州E-POS独特なものかもしれません。
>マルス2号さん
私はどちらかと言うと乗車券と特急券が同一区間であれば一葉化して欲しいと思う部類です。乗り遅れの場合は一葉でも別々でも手数料がかかります。
特急列車内で車内改札が徹底していればどちらで来たか特定できますが、されていなければ「普通列車で来た」と言い張る乗客から特急料金を請求するのは難しいですね。
投稿情報: 今出川 | 2009年6 月 4日 (木曜日) 00時28分
発券側からすると、自由席画面からなら何でも出てしまう、ってのが有りますね。
有ってはならない事ですがそのために有り得ない区間の自由席特急券が誤発されてしまう事がまま有ります。
緑色の会社なので(フォントの小さい部分、耳が痛いです)九州は遠いです。
黒崎-西小倉の自由席を求められれば、新人や莫迦なら出して仕舞いかねません・・・
中央線某駅から常磐線某駅までの自由席特急券を見せられた時は発券した莫迦に本当に殺意が涌いたモノです。(即行全額返金しました)
越後湯沢-ガーラ湯沢間や普通グリーンは已むを得ないとしても、
其れ以外は全て指定席画面から発券するよう、
少なくとも自分は後輩に指導しています。
指定席画面からなら走ってない区間は出せませんから・・・
ま、POS発券は知らないので何とも云えない所が有りますがw
自由席の一葉は初めて見ましたね。
「今から乗る」って場合で特急と同一区間の際に一葉で出せたらと思う事が有ります。
特に年配の方だと枚数少ない方が楽ですし。
投稿情報: 三階 | 2009年6 月 4日 (木曜日) 21時26分
確かに自由席特急券を頼むとたまに指定席画面から操作する係員がいました。内心で「指定席じゃなくて自由席でいいんすけど…」と思っていたところ、ちゃんと自由席券が出てきました。誤発売防止のためにわざとそうしていたんですね。
客の言われたままに自由席画面から発券してしまうとこんなの↓が出てくるんでしょうね。
http://imadegawa.typepad.jp/wota/2006/06/post_1e27.html
しっかりと教育していただけると利用する側からしても助かります。
九州のマルス設置駅のPOSは機械の筐体は同じで、画面でマルス⇔POSの機能切り替えをやっているようです。
投稿情報: 今出川 | 2009年6 月 6日 (土曜日) 13時46分