今日のこの記事が1000本目になるようです。この数字は始めた時の遥か先の目標でした。そういう意味では目標達成になりますが、かと言ってこれを期に「目標達成したので今日で最終回にします。4年間ありがとうございました!」というモードでもないので、今までどおり無理のないペースで、ネタか気合いのどちらかが尽きるまでは続いていくのでしょう。今後ともご贔屓に…。
チケットレス特急券
「チケットレス特急券」はJR西日本がJ-WESTカード会員向けに発売している特急券です。大人の普通車指定席のみで、それ以外の料金はありません。対象列車は特急「はるか」の米原~京都~関西空港間と「びわこエクスプレス」の大阪~米原間の停車駅相互です。区間内でもこの2列車以外での利用はできません。
料金は大阪~米原で正規料金が2290円するところが1100円、京都~関西空港だと1660円が800円という具合に設定区間すべてで正規料金の半額以下で自由席よりも安くなっています。小児が大人料金で予約しても少しだけ安くなります。
予約は乗車前日か当日に限られ、携帯電話やインターネットで行います。同時に6人まで予約できますが、予約したJ-WESTカードの所有者が同行する必要があります。乗車時はチケットレスで、必ずしもきっぷの受け取りの必要はありません。車内改札の際には車掌に携帯電話の画面を見せるようになっています。
前段で必ずしもと書いたのには理由があります。JR西日本の「チケットレス特急券」はJ-WESTカードを持参することによって、紙のきっぷに引き換えることもできます。予約後に携帯電話を忘れたり、故障や電池切れになる事態を想定しているんだと思います。でも、チケットレスと言いつつ紙のきっぷがあること自体おかしな感じがしますが…。
これがその引き換えたきっぷです。カードの扱いはやはり「西C」ではなく「C制」になるようです。左上に○企マークがあるのであたかもトクトクきっぷのようでもありますが、券名には(乗車票)という表記がある摩訶不思議な券です。この券に指のみ券が付いて2枚セットになります。指のみ券はごく普通のものなので割愛します。
余談ですがJR東海のEX-ICシステムではEX-ICカードを忘れた場合に「IC乗車票」という紙の乗車票を発券できますが、JR東日本の「モバイルSuica特急券」では不測の事態で携帯電話が使えなくなっても紙の乗車票は一切発行しません。とりあえず窓口に申し出た上で無割引で購入し、モバイルSuica特急券は後刻払い戻しとなります。同じようなチケットレスシステムでも各社によって取扱に違いがあるのが興味深いところです。
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