伊豆高原荘乗車票
「伊豆高原荘普通列車用」とあるとおり乗車券のみの乗車票です。伊豆高原荘とは何ぞや…と調べてみたところ、東京都墨田区が静岡県伊東市に保有する区民向けの保養施設(運営は「指定管理者」に委託されてるようですが…)だそうです。区民優先ですが区民でなくても利用できるようです。
下にずれて印字されているように見えますが、スキャンに失敗したわけではありません。伊豆高原荘は伊豆急線・城ヶ崎海岸駅付近にありますが、連絡運輸の都合からかきっぷの発駅はそうなっていません。着駅の亀戸駅は隣の江東区にありますが、亀戸~錦糸町間に墨田区と江東区の区界があるため、境界付近の区民にも配慮したのかもしれません。
○契の乗車票なのに旅行会社ではなく駅で発売されています。また、「団券」という表記があるところからして、区がある程度まとまった数を団体扱いで一括購入し、それを列車での利用者向けに格安でバラ売りしていたもののような気がします。企業名の入った乗車票と同じような感じです。当時のこの区間の普通乗車券は2日間有効ですが、この乗車票は途中下車できないくせに7日間有効と無駄に長く設定されています。
ちなみに同じ伊豆高原に東京都中央区と大田区も区民向けの保養施設を保有しています。税収が多くて財政力に余裕のある東京特別区の成せる技なんでしょうか?
発行日の「1」6つ並びに、まず目が行ってしまいました。(笑)
乗車票に「経」印字があるのは、初めて見ました。
城ヶ崎海岸駅発になってたら、途中下車はできませんの記述があっても、伊東で改札外に出ようとする人がいるかもしれませんね。
「都」ではなく「区」で保養施設をもてるのは、東京都の隣県人としてはうらやましい限りです。
投稿情報: かっぱ | 2009年4 月25日 (土曜日) 06時20分
>乗車票に「経」印字があるのは、初めて見ました。
と言われて手持ちでスキャンしたものを見てみたところ、他に2枚だけありました。この2枚も旅行会社の旅行業端末ではなく、駅のマルス端末発行の乗車票でした。
東京特別区は政令指定都市の区と違って「市」と同等の権限があります。そのため行政の自由度も高いんじゃないでしょうか。
投稿情報: 今出川@名古屋 | 2009年4 月25日 (土曜日) 22時27分
○契の乗車票なのに旅行会社ではなく駅で発売されています。とありますが、○契の乗車票は、旅行会社だけが取扱わけではなく、団券を発売したところで発行するので、団券を駅で発売している場合は、駅での発行になるんですよ。
投稿情報: BigDragon | 2011年8 月12日 (金曜日) 01時24分