三連休パス小変化+
(1枚目発券後/使用前)
今秋から「三連休パス」での指定券発行が「指定席券売機」でもできるようになりました。それに伴って券面の押印欄がなくなり、指定券発行回数印字欄が設けられています。指定券を「指定席券売機」で発行すると★が一つ赤印字されるようになっています。また、1回でも発券すると「指定席発行開始済み」と赤印字されるようです。
そこで早速「えきねっと」で予約した指定券を「指定席券売機」で「三連休パス」の指定券1回分を使って出してみることにしました。順調に画面が進み、きっぷを挿入し、「確認」ボタンを押していざ発券の段になって「ご指定の内容はお取扱いできません」の表示が…。できないなら最初からそう言って欲しいものです。
仕方がないので「えきねっと」を諦め、「回数券等で指定席を予約する」メニューから「三連休パス」を挿入して進みました。「三連休パス」の場合はデフォルトで経路検索メニューから予約を行うようです。そこで「東京→仙台 11月22日 6:50出発」と指定し検索を行いました。その時点の空席状況は以下のような感じでした。立たされたり自由席に並ぶのは嫌なので「Maxやまびこ103号」の1階席の指定を取るつもりでした。
東京 仙台 空席状況
はやて・こまち1号 6:56 → 8:37 ×
やまびこ43号 7:04 → 9:00 ×
Maxやまびこ103号 7:16 → 9:26 1階席○・2階席×
はやて133号 7:20 → 9:04 ×
はやて・こまち3号 7:36 → 9:17 ×
検索結果は空席有無に関わらず送達時分の短いものから2列車ずつ表示されます。そのため満席の「はやて」や「こまち」ばかりが表示されるものの、「空席がないためお取扱できません」と列車選択できないようになっていました。次候補に進んでも発車時刻の遅い「はやて」や「こまち」のみで、空席のある「Maxやまびこ103号」は表示されませんでした。「やまびこ」の指定席で仙台に行くことは許さないようです。
どこかのプロ野球の監督じゃないですが「バッカじゃなかろか」と思いました。私は到達時分が見たいわけではなく、指定を取りたいのです。満席の列車を表示されたところで何の役にも立たず、ただ邪魔なだけです。到達時分が遅くても空席がある列車を表示してくれた方がよっぽど役に立ちます。この仕掛けを作った技術者はそんなことすらわからなかったんでしょうか?利用者の立場に考えが及ばない人間がやっつけ仕事で作ったようにしか見えません。試しに区間を「東京→白石蔵王」としてみたところ、ようやく「Maxやまびこ103号」の1階席が表示されました。とりあえずそれで押さえました。
JR東日本は窓口を減らして「指定席券売機」で代替する施策を進めていますが、こんな出来損ないの機能を以って窓口を減らされたんでは利用者ばかりでなく、きっと現場の係員も迷惑すると思います。客に文句を言われるのは本社でも支社でもプログラムを組んだ技術者でもなく現場の係員です。一度現場の人に本音を聞いてみたいものですが…。
ちなみに後日「はやて133号」の空席が出たので、窓口に行って変更してきました。現状の「指定席券売機」の機能では窓口の代替にはなりえないと思います。
「土日きっぷ」で試しに成田エクスプレスが出てくるかと東京→池袋と検索するとどれも指定席すら連結していない山手線の時刻ばかり出てきて成田エクスプレスは出てきませんでした。
「はやて」「こまち」の場合、指のみ立席が出せないのはいささか不満に思いましたね。
投稿情報: 料補収集家 | 2008年12 月 8日 (月曜日) 00時30分
今年の4月1日に実施された、マルス端末の機能改修で追加された機能です。「三連休パス」以外では、「土・日きっぷ」や「大人の休日倶楽部会員パス」等に対して取り扱いが可能です。
MV端末以外にも、MR端末、ME端末及びER端末でも、「★」印による指定券交付済み表示が行えるようになっています。ただし、びゅうネット端末及び旅行会社で発売された特企券は、MV端末での指定券交付に対応していません(したがって、びゅうネット端末及び旅行会社発売分には、従来どおりゴム印押印欄があります)。
また、逆方向からきっぷを挿入した場合、券面中央より右側に「★」印が印字されます。
投稿情報: MV999 | 2008年12 月 8日 (月曜日) 00時49分
確かに「えきねっと」で予約しても使えないのが不便ですね。結局窓口に並ばなければいけないので意味がないです。あと別のケースでは、福島~東京で検索しても「つばさ」が出てこないです。
投稿情報: 通りがかりの人 | 2008年12 月 8日 (月曜日) 13時25分
>料補収集家さん
実際には東京→池袋をN’EXで移動する人なんていないでしょうから、検索結果から除外しているのかもしれません。
私も実際に検索してみて、「はやて」「こまち」の立席が表示されてもいいように思いましたが、立席でも指定1回分消費されてしまうので、トラブル防止のため敢えて非対応としたようにも思えます。
>MV999さん
私が5月にJR駅で購入した「土日きっぷ」を使った際にはこれまでどおり押印欄があり、券面に「替」や*がなかったので、この時点では「指定席券売機」には対応してなかったと認識しています。
http://imadegawa.typepad.jp/wota/2008/11/post-e50e.html
(この記事の下の券)
投稿情報: 今出川 | 2008年12 月 8日 (月曜日) 23時13分
MV999様、今出川様
手元に残っている今年の夏の「土日きっぷ」のパンフレットには7月12日から指定席券売機で買えるようになると書いてありました。
投稿情報: Takeda | 2008年12 月 9日 (火曜日) 21時12分
詳細な切り替え経緯について追記コメントさせていただきます。フリーパス型特企券への指定券交付機能自体は、先にコメントさせていただいたとおり4月1日から実装されています。
ただ、「土・日きっぷ」の商品情報を改めて、MV端末でも発売できるようになったのは、その後日をおいて7月19日以降利用開始分からです。新マルス商品番号にて発売が開始されたのは、その1ヶ月前の6月19日からです。
投稿情報: MV999 | 2008年12 月10日 (水曜日) 23時50分
この件について
JR東日本には問い合わせましたか?
投稿情報: ちぃ | 2009年1 月30日 (金曜日) 19時55分
わざわざ面倒臭い機能を使う気はないので放置してます。
投稿情報: 今出川@徳山 | 2009年1 月31日 (土曜日) 06時51分
ご無沙汰しております。
東日本のMVで新幹線の特急券を区間が同じであれば、別の日付にも変更できる機能が追加されたと聞き、今日、たまたま変更する用件があったので行ってきました。
変更前がCs決済した通常期料金券、変更後が閑散期だったので「どのように200円戻ってくるのだろうか」と考えつつ変更後の列車、座席を選び、最終確認ボタンを押下ところで「このきっぷはお取り扱いできません。窓口係員にお尋ね下さい」とアナウンス付きで画面に出ました。
確かに最初からもう一度操作してみると原券挿入の指示画面に「Cs決済した券で変更後の値段が安い場合は扱えません」という内容の事が書いてありましたが、一般人が「いつが閑散期で、いつが通常期」なんて意識してないと思います。変更後の日付ボタンを選ぶ画面で扱えない日付を押下できないようにする、或いは、原券よりも安くなる日付を選んだ段階で窓口誘導するべきだと思いました。また、「返金が伴う変更で、窓口でないとカード口座への返金操作ができないので券売機では扱えない」ということが明示されないのは不親切だと思いました。
今日、今出川さんの「利用者の立場に考えが及ばない人間がやっつけ仕事で作ったようにしか見えない」というこの記事のフレーズが頭の中に甦り、コメントさせて頂きました。
長文失礼しました。
投稿情報: takeda | 2012年10 月12日 (金曜日) 16時37分
別の日に乗車変更できる機能が搭載されたのは知りませんでした。それってのは新幹線限定なんですかね?今回みたいにカードへの払戻や返金が絡むの窓口に頼らざるを得ないのは相変わらずですね。
推測なんですが、JRの社員やシステムベンダーの人はユーザーとして「指定席券売機」をあまり使ってないのではないかと感じます。自分で使わないと「できないと不便なこと」や「できると嬉しいこと」も気付きようがないと思います。これからも少しずつ改善はされていくんでしょうけど、ライトユーザーにおける視点も盛り込んでほしいものです。
投稿情報: 今出川 | 2012年11 月18日 (日曜日) 00時50分