お先にトクだ値(常磐線)
以前の記事で今夏発売された東北新幹線の「お先にトクだ値」を紹介したところ、ちょうどその翌日のJR東日本のプレスリリースに12月1日乗車分から前日まで購入OKの「トクだ値」として割引率を落として新たにリニューアルして再発売する旨が発表されました。
在来線については12月27日乗車分から2週間前までに購入を要する「お先にトクだ値」で発売されることになりましたが、設定区間がいくつか追加になった反面、グリーン車の設定がなくなりました。常磐線については上野~湯本・いわき間の特急「スーパーひたち」はそのまま設定されていますが、上野~勝田間の設定がなくなっています。
私が夏に使用した特急「フレッシュひたち」の「お先にトクだ値」です。上野~勝田間の普通車は「フレッシュひたち」でグリーン車は「スーパーひたち」という棲み分けが設定されていました。水戸・勝田までの客をできるだけ分離したい意図があるのか「スーパーひたち」の普通車の設定がないのがミソです。もっとも、この区間は当日や前日までに購入できる割引きっぷが豊富なので、2週間前までの購入を要する上に一切変更が利かない「お先にトクだ値」は当初見込みほど需要がなかったのかもしれません。
常磐線でいわきに帰る私としては、30%据え置きというのがうれしいです。
現行のどの往復きっぷよりも安く上がるので、帰省には重宝しそうです。
ちなみに前回は遅めの盆休みで、片道グリーン車を使いました。
水戸周辺はフレッシュひたち専用の回数券があったりして棲み分けに必死ですが、
実際にはスーパーが先に埋まることが多く、勝田までの設定がなくなったのは必然かと思います。
ただ、帰省時期は困りもので、水戸以北空席ありの表示を見るとなんだか残念な気分になります。
投稿情報: ふと | 2008年11 月17日 (月曜日) 01時11分
「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」は上野~水戸間の時間差は10分程度ですが、どうも「スーパー」の方に流れてしまってますね。
「踊り子」と「スーパービュー踊り子」のように特急料金に差をつければ多少変わるかもしれませんが、車両が古くて(651系)速い方を高くするのか、新しくて(E653系)遅い方を高くするか悩ましいところです。
現実的には「フレッシュ」限定のトクトクきっぷを充実させて棲み分けを図るしかないと思っています。そう考えると上野~勝田間の「お先にトクだ値」の設定はなくさない方がよかった感じがします。
投稿情報: 今出川 | 2008年11 月17日 (月曜日) 21時32分