ムーンライト九州号
◆種別:快速
◆区間:新大阪~博多
快速「ムーンライト九州」が運転開始は平成2年4月からで、京都~博多間の運転でした。時期のよっては熊本発着に延長されたり、区間はそのままで「ふるさとライナー九州」として運転されたこともありました。「青春18きっぷ」が使える時期に運転されるので、指定券は取りづらいです。上り(新大阪行)よりも下り(博多行)の方が取りにくい印象があります。
車両はJR西日本京都総合運転所所属の14系客車です。この客車はスキー列車「シュプール号」の車両としてシートを改造し、白とピンクに塗色変更された車両ですが、「シュプール号」の運転がなくなってしまったため、専ら「ムーンライト九州」や団体専用列車として使用されています。
(山陽線・姫路:EF66)
(山陽線・下関:EF81)
(鹿児島線・小倉:ED76)
機関車は下関駅と門司駅で二度付け替えを行います。新大阪~下関間がJR西日本下関車両管理室所属のEF66で、下関~門司間がJR九州大分車両センター所属の関門トンネル専用機のEF81、門司~博多間が同じ大分所属のED76となります。
今年十数年ぶりに乗りました(しかも2回も)。前回は京都駅発着で自由席の連結もあったんですが、今回は新大阪駅発着で全車指定席に変更されていました。前回は指定券が最後まで取れなかったため自由席に乗るべく発車の2時間前から京都駅に並びましたが、結局座れず荷物置き場で夜を明かました。調べたところによると4~5年前から自由席の設定がなくなったようです。
座席は夜行で使用するための考慮されており、かなりの角度まで座席が倒れます。足元も多少広めで、座席にしてはわりと寝やすいです。「ムーンライトながら」のように昼行車両との兼用であればこうはいかないだろうなと感じました。ただ、肘掛がないので隣席との境界があいまいです。隣に座っていたオッサンの寝相が悪く、もたれ掛かられて困りました。あと、冷房が強烈に効いてて寒かったんですが、車掌曰く空調の微調整ができないため、小まめにON・OFFする以外どうしようもないそうです。あまりに冷えすぎていて、降りた時にデジカメが結露していました。夏でも薄手の長袖を用意しておいたほうが無難です。
一番上の写真は山陽線・下関駅で撮影したものです。なお、今夏の運転は終了しています。
【補足:09/1/27】
JR西日本のプレスリリースによると今年の春シーズンは運転しないようです。今春だけなのか今後ずっとなのか非常に気になります。
【補足2:15/6/21】
結果的に平成20年冬シーズンの運転で運転を終了しましたので、カテゴリーを追加しています。
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