豊橋往復きっぷ
(ゆき)
(かえり)
「豊橋往復きっぷ」は名古屋市内の駅で発売している豊橋方面(豊橋~二川・豊川間)への往復割引きっぷです。平日用と土休日用と分かれていて、土休日用は平日用より300円安いです。豊橋側からは「名古屋往復きっぷ」として発売されています。このきっぷは名鉄で発売している名鉄名古屋・金山~豊橋間の割引きっぷ「なごや特割2」に対抗したもので、価格は平日も土休日用もまったく同じです。
専用の差額券(500円)を購入すれば名古屋~豊橋間の新幹線自由席も利用できます。なお、このきっぷで乗り越しをする場合には注意が必要です。乗り越した場合は区間外にはみ出た区間を別途収受ではなく、実乗車区間の正規運賃との差額を徴収されます。
<例>
平日に「豊橋往復きっぷ」で豊川~春日井間を乗車した場合
豊川~春日井の普通運賃 :1620円
平日の「豊橋往復きっぷ」の片道分:900円
この場合の乗り越し精算額は :1620円-900円=720円
打ち切り精算だと名古屋市内の境界である新守山~春日井間の180円で済みますが、そうはなりません。以前は中央線某駅の改札口で客と駅員が激しく揉めていたのを見たことがあります。
【ひとこと】
一昔前までは「安さは名鉄、速さはJR」だったんですが、このきっぷの登場でいずれも大差なくなっています。JRの「豊橋往復きっぷ」は名古屋市内各駅から(まで)有効ですが、日帰りで使い切る必要があります。名鉄の「なごや特割2」はJR九州の「2枚きっぷ」のように一人での往復にも二人での片道でも使え、購入月の翌月1日まで有効です。値段は同じでもそれぞれに違いがあるので好みや用途によって使い分ければいいかと思います。
乗り越し精算の方法については名古屋市内~豊橋間以外に使われたくないと言う意図もわからなくもないですが、不要に揉める原因にもなるので融通を利かせてもいいような感じがします。
使い勝手…★★★☆☆
お得感…★★★★☆(土休日用は★★★★★)
当日発売…あり(当日発売のみ)
小児用…あり
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