愛知環状鉄道・岡崎接続
国鉄岡多線は文字通り岡崎と多治見を結ぶ路線として計画されましたが、昭和51年に岡崎~新豊田間が部分開業しただけで頓挫しました。豊田市はその名のとおり某自動車メーカーの企業城下町であるがゆえに完全なクルマ社会で、名古屋への通勤通学には地下鉄鶴舞線と直通する名鉄豊田新線や知立廻りの名鉄三河線→名古屋本線が主流でした。
そのため潜在的な沿線環境には恵まれながらも赤字で、国鉄(JR)の経営から分離し愛知県などが出資する第三セクター・愛知環状鉄道に継承されることとなりました。と同時に中央線との接続駅を多治見から高蔵寺に変更し、新豊田以北の未成部分を開通させ昭和63年に晴れて全線開業となりました。
全線開業したことや沿線人口の増加もあってか大部分の第三セクター鉄道の経営が苦戦する中、比較的順調に経営できているようです。平成17年の愛知万博の観客輸送でも大活躍したのは記憶に新しいところです。万博輸送を機に高蔵寺駅構内のJR中央線との渡り線が整備され、中央線を経由してJR名古屋駅まで直通乗り入れも実現しています。
このきっぷは実家に帰省したついでに買いに行ったものです。発売年の記載がありませんが平成15年のものです。「補充券で連絡券ください」と頼んだら快く売ってくれたのを覚えています。発券端末の整備が進んで今では補充券類はなくなったと聞いていますが、真偽のほどはわかりません。案外灯台下暗しだったりします。
今年の3月に中岡崎で聞いてみましたが「ありません」とのことでした。その駅員が把握してないだけなのか本当にないのかはわかりません。
投稿情報: mint | 2007年6 月11日 (月曜日) 18時44分
最近、愛環も首都圏の大手並にハードルが高くなっているそうです。あっても非常用だそうです。
投稿情報: 今出川 | 2007年6 月12日 (火曜日) 08時29分
今更のコメントですが、一部の駅では本当に返納されているところもあるようです。また、残存している駅もJRの連絡運輸などの兼ね合いから「端末で出来る切符は端末で。基本は券売機へ誘導」といった教育がなされているようで、よほど特殊な事例がない限り、発券して貰うのは難しそうです。
投稿情報: MT54 | 2007年6 月13日 (水曜日) 16時26分
窓口端末を導入したら誤発売の恐れがある補充券を敢えて発売する理由はないですね…。
硬券や補充券がなくなる原因として「連絡運輸しているJRが嫌がるから」というのもあるように思います。
投稿情報: 今出川 | 2007年6 月14日 (木曜日) 08時26分