明淡高速船連絡券1
明淡高速船は兵庫県の明石港と淡路島の岩屋港を結ぶ高速船航路でした。昔は播淡汽船・淡路連絡汽船という別会社でしたが、平成10年の明石海峡大橋開通によって乗客が減少したため平成13年に両社が合併して明淡高速船となりフェリーから高速船運行に変更しました。しかし、乗客減に歯止めがかからなかった上に昨今の燃料費高騰で債務超過に陥り、昨年末をもって淡路ジェノバラインに航路を引き継ぎ、廃止となりました。
かつて播淡汽船では岩屋港発明石接続でJRとの連絡運輸の設定がありましたが、これは明淡連絡船になってからも残りました。明石港と明石駅は歩いて7~8分の距離にあります。
(B型軟券)
航路の廃止が近いことを知って連絡券を買いに現地へ出かけました。岩屋港には自動券売機がありましたが、JRの連絡券は窓口発売となっていました。B型の自社地紋の常備軟券で播淡汽船の頃とほとんど変わらないデザインです。
窓口脇にはJR連絡の運賃表もあり、日常的にソコソコ売れているのではないかと感じました。着駅には関西地区ばかりでなく岡山や広島市内の表記もあったので意外と広範だったと思います。
航路の廃止まで1ヶ月余裕をもって行ったつもりでしたが、JRとの連絡運輸は一足先に11月末で廃止になっていたことは後で知りました。早めに行っておいてよかったです。
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