DD51ばんえつ物語
◆種別:快速
◆運転区間:新津~会津若松
本来は快速「SLばんえつ物語」としてC57-180が牽引して新潟~会津若松間を往復しているものですが、定期検査でしばらく使えなくなくなったため機関車を交換して運転しています。その第一弾はDD51型ディーゼル機関車でした。
このDD51型ディーゼル機関車は昭和37年に登場し、ほぼ全国に配置されました。当時数多く残っていたSLの置き換え用として活躍し、昭和53年までに600両以上製造されました。定期旅客列車の牽引はJR北海道管内に限られていますが、機関車としてはまだまだ本州・北海道を中心に残っています。
今回使用された895号機はJR東日本高崎車両センターに配属されていて、お召し列車用の装備が付いています。ステンレスの煙突や側面がステンレス加工でピカピカになっていていかにもそれっぽいです。実際に昭和48年(?)にお召し列車を牽引したことがあるそうです。
写真は磐越西線・津川駅で撮影したものです。ステンレスの煙突はわかりますが、側面のステンレス加工はこの画像ではわかりません。それにしても跨線橋の影が見事にかかってしまいイマイチな写りです。
さて、実際に乗ってみた感じですが、ヲタ列車の常連ヲタをほとんど見ることもなく1ボックスに1~2人程度で、ガラガラと言ってもいいぐらいの乗車率でした。私は当初A席の指定を持っていましたが、実際に乗り込んで進行方向と逆向きだとわかったので発車直前にD席へ変更を試みたところ、あっさりできました。私のほかにも当日購入していた人が多くいました。
機関車は変わっても客車は以前と一緒なので、煙と汽笛の有無の違いだと思います。どうしてもSLがいいという人でなければ特に問題はないかと思います。まぁ撮り鉄の人には重大な違いかもしれませんが。ただ、普段「SLばんえつ物語」のときは新潟発着なのに、なぜ今回は新津発着なのか…。首都圏からも新幹線乗り継ぎで一定数の流入があることを考慮すると、新潟発着の方が親切だと思います。
ちなみにこの時は紅葉にはまだ早く、今週末あたりが見頃だと思います。偶数番D席は三川~徳沢間で阿賀野川を眼下に眺め山々の紅葉を楽しむことができます。
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