マリンライナー
◆種別:快速
◆運転区間:岡山~高松(1日36往復)
(瀬戸大橋線・児島駅)
快速「マリンライナー」という列車名は北海道と西日本(四国)に存在します。前者は函館本線の札幌~倶知安・蘭越を結び、後者は瀬戸大橋線の岡山~高松間を結びます。ここで紹介するのは後者です。
運転開始は昭和63年4月の瀬戸大橋線開通からで、それまで岡山~宇野間を結んでいた快速「備讃ライナー」を置換えて登場しました。車両は「備讃ライナー」から引き続きJR西日本岡山電車区の213系電車を使用しましたが、高松寄りに新たに展望型グリーン車を連結しました。座席は海側に向いており、瀬戸内海の景色を楽しむことができました。初めて乗ったときはちょうど夕日が沈むところを見ることができ、けっこう感動しました。
しかし、潮風による車両へのダメージは大きく、また登場から20年近く経って内装の陳腐化も進んだため、平成15年10月に上の写真の5000系・223系(5000番台)に置き換えました。213系は岡山地区のローカル輸送で運用されていますが、展望型グリーン車は残念ながら全車廃車になっています。わずか16年の短命でした。
早朝・深夜を除き高松寄りに5000系3両-223系2両という編成が組まれています。5000系の高松寄りの車両は2階建てになっており、2階がグリーン車で1階で普通指定席です。5000系はJR四国高松運転所、223系はJR西日本岡山電車区という具合に、違う会社に所属する車両が一つの編成を組むのが面白いところです。
車両が変わる前後で1回ずつ乗ったことがあります。なぜか2回ともグリーン車に乗っていますが、景色を楽しみたいのなら岡山→高松向きに乗るのがいいと思います。
写真は瀬戸大橋線・児島駅で撮影した5000系です。正直この正面スタイルはあまり好みではありません。電車左に立つ男性はJR四国の車掌です。児島駅でJR西日本の車掌と交代します。
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