東急東横線渋谷
今年3月16日より東急東横線と東京メトロ副都心線が相互直通運転を開始しました。東横線の駅は地上2階で副都心線の駅は地下5階だったので、東横線の駅を地下化する工事を行っていました。東横線を地下化することによって、「東横線+副都心線」のホームと「東急田園都市線+東京メトロ半蔵門線」のホームが一つの改札内で繋がりました。
(ホーム)
それ以前は同じ渋谷駅にありながら、東横線と田園都市線のホームは繋がっておらず、別々の駅のような扱いでした。そのため田園都市線の駅で発売されたきっぷを「(新)渋谷」(新旧ではなくおそらく今はなき新玉川線の略)という表記にして区別していました。
これは東横線・渋谷駅で押してもらった無効印です。わかりやすいようにJRからの武蔵小杉接続のPOS連絡券を仕込みました。東横線の駅はこうして「(東横)渋谷」と表記される場合がありました。券売機のきっぷは普通に「渋谷」で、ICカードの履歴は「東急渋谷」だったと思います。
東横線ホームが地下化されて廃止されるにあたり、渋谷駅では上のものとは違う絵柄入りの無効印を用意していたことを知りました。正確にいつからかは把握していませんが、3月に入ってからだと思います。
東横線ホーム最終日の入場券にその無効印を押してもらいました。「無効」の右側に犬の図柄と「さよなら 東横渋谷駅」とデザインされています。犬の図柄は言わずと知れた渋谷名物の「ハチ公」です。でも、せっかくのデザインなのに、券面が小さい上にインクが黒なのでわかりづらいです。
そこで、夜になってもう一度JRからの連絡券(今度はマルス券で横浜接続)を仕込み、実際に使用して同じように絵柄入りの無効印を押してもらいました。今度はしっかり写りました。これならわかりやすいです。
(無効印を貰う行列9
この時間帯(夜9時半ごろ)は渋谷駅改札前から長蛇の列が2本伸びていました。1本は翌日朝発売の記念入場券を買い求める人の列で、もう一つはきっぷに対してこの無効印を押してもらう人の列でした。長らく鉄ヲタをやっていますが、無効印を貰うために行列に並んだのは初めてです。
実際に使用した乗車券や入場券に押してもらっている人がほとんどでしたが、中には渋谷駅からの未使用の乗車券に押してもらっている人もちらほらいました。使う前の乗車券に無効印を押してしまって大丈夫かな??と余計な心配をしたりしました。
(東急東横線渋谷駅外観)
このカマボコのような特徴的な駅舎に愛着を持っていた人は多かったようで、最終日は鉄ヲタに混じって渋谷駅を訪れる一般客を多く見かけました。渋谷駅の跡地は5月上旬までイベントスペースとして使用された後、解体工事に着手しています。跡地には33階建てのオフィスビルが平成29年度に建つ予定です。東横線の高架の一部は自由通路として転用することも計画されているようです。
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