南海羽衣(東羽衣)接続
南海電鉄はおもに大阪南部~和歌山北部を結ぶ路線で、本線はJR阪和線の海側をと併走し、激しい乗客獲得競争をしています。以前の記事で橋本接続の南海連絡券を取り上げました。今度は阪和線羽衣支線・東羽衣接続を取り上げます。
阪和線羽衣支線は阪和線・鳳駅から海側へ伸びる全長1.7Kmの短い路線です。その歴史は古く、阪和線が国鉄に買収される前の阪和電鉄という私鉄だった昭和4年にまで遡ります。
全列車が鳳~東羽衣間で完結し阪和線への直通乗り入れはありません。鳳駅を発車してから住宅密集地を見下ろすように単線の高架線を走り、3~4分で東羽衣駅の行き止まりホームに到着します。南海側では本線と高師浜線・羽衣駅で接続し、両者は目と鼻の先です。JRから南海に乗り換える客も多数いました。利用客は大阪や堺に直通するだけあって南海線の方が多いようで、東羽衣駅付近はどこか静かでのどかな感じがしました。
このきっぷは鳳駅の駅員は簡単に発券してくれましたが、果たして南海側で羽衣接続の連絡券を売っているのかどうか気になります。
右の写真は東羽衣駅に進入する電車です。JR西日本日根野電車区所属の103系で、羽衣支線用に3両編成でワンマン改造された車両で運転されています。光で反射してわかりにくいですが方向幕は「羽衣線」となっています。
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