北九州モノレール連絡廃止1
(北九州モノレール)
昨年9月末でJR九州と北九州高速鉄道(モノレール)との普通連絡運輸が廃止となりました。小倉駅を接続駅とし、JR側は鹿児島線・博多~門司港間と日豊線・西小倉~柳ヶ浦間、北九州モノレールは全駅で連絡運輸を行っていました。
(JR連絡券)
北九州モノレール→JRの連絡券です。地紋は自社地紋です。全駅で自動券売機が設置されており、券売機のみでの発売でした。ただし、北九州モノレールでは初乗り170円のところを「100円モノレール」という100円の企画乗車券が発売されています。平和通・旦過の両駅は小倉まで100円で乗れるところJR連絡になると正規の170円が適用されるため、モノレール・JR別々に買った方が安くなります。そのため、連絡券のボタンは塞がれ、実質不売となっていました。
(単独券)
こちらは北九州モノレールの単独券です。さきほど紹介した「100円モノレール」のきっぷですが、普通券と何ら変わりがありません。
10月からは北九州モノレールは新たにICカード「monoSUGOCA」を導入し、きっぷは磁気券を廃止しQRコードを印字した非磁気券に移行しました。自動改札も磁気券を通すタイプからQRコードの乗車券を読み取り部にタッチするタイプに更新されています。同じ方式は沖縄都市モノレール(ゆいレール)でも導入されています。
こちらがQR化後の乗車券です。さきほどの単独券と同じ旦過駅から100円のきっぷです。サイズは変わっていませんが、横型から縦型に変わって、券の真ん中をモノレールが走っている「斬新な」デザインで、大きく印象が変わりました。
磁気券は磁気情報を記録するため、紙に磁性体を塗っています。磁性体の正体は酸化鉄です。QRコードのきっぷは券面の必要な情報を印刷しているだけで、磁性体を塗る必要がありません。使用済みのきっぷを処理する際に磁性体がない方が容易にリサイクルできるそうで、「環境に優しい」ということをメリットに謳っています。
北九州市はかつて公害に苦しみ克服した歴史があり、「世界の環境首都」を目指しているそうですから、そんなところもアピールポイントなのかもしれません。
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