石巻線開業100周年号
◆種別:快速
◆区間:仙台~石巻(東北・石巻線経由)
昨年10月27・28日に仙台~石巻間を東北・石巻線経由で快速「石巻線開業100周年号」が運転されました。石巻線・小牛田~石巻間はちょうど100年前の大正元年(1912)10月28日に軽便鉄道として開業しています。石巻から先の石巻~女川間が開通したのは27年後の昭和14年になります。
(仙台駅)
充当されたのは地元小牛田運輸区の「風っこ」でした。JR東日本でこういった非電化ローカル線の記念列車にはSLが充当されるイメージがありましたが、SLでの記念列車は2か月後の12月22・23日に運転されたようです。SLの手配が付かなかったのかもしれません。
また、専用のサボとヘッドマークも用意されました。最近は用意されないことも見受けられるんですが、100周年だけあってちゃんと用意されていました。
こういった一発モノのヲタ列車には珍しく、この列車は「えきねっと」予約に対応していたのでそちらを利用しました。「風っこ」はボックス席なのでシートマップ機能は利用できませんでしたが、窓側/通路側の指定はできました。通路側であれば両日・上下とも空席がありました。私も実際に最初は通路側を押さえ、後から窓側に変更しました。
(石巻線沿線)
10月下旬の宮城県はそれなりに冷えるので、「風っこ」の窓ガラスははめられていました。外に出てみると秋のひんやりとした空気を感じました。このあたりの穀倉地帯は稲刈りは終わっていて、冬支度を始めているかのようでした。学生時代に毎週東北線に乗ってバイトに行っていたので、少し懐かしくもありました。
(石巻駅の浸水域を示す)
石巻も少し見てきました。すっかり震災以前に戻ったところもあれば、震災後初めて行った時(一昨年7月)とほとんど変わっていないところもあって、復興の進み具合にはばらつきがあるなということを実感しました。
現在、石巻線は末端の浦宿~女川間が震災の影響で不通となっています。女川駅を内陸に移設した上で嵩上げして復旧させるようですが、時期は未定とのことです。嵩上げの完成が来年度(平成26年度)末になるそうなので、復旧は早くて平成27年度末~28年あたりになるでしょうか…。
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