ダイナスター
◆種別:特急
◆区間:福井~金沢(1日3往復)
福井から金沢駅での北陸新幹線接続のため、福井~金沢間で特急列車が設定されました。それがこの特急「ダイナスター」です。福井県は恐竜を観光資源として売り出していて、恐竜の「ダイナソー」と地元の期待を込めた「スター」を組み合わせたんだそうです。最初名前を聞いた時(゚Д゚)ハァ?と思いましたが。
北陸線の特急「サンダーバード」や「しらさぎ」がない空白時間帯に設定されていて、早朝に福井を出発する下り列車に、夜遅くに金沢を出発する上り列車が3本ずつ運転されています。金沢方面の下り列車はいずれも北陸新幹線「かがやき」との接続が考慮されていて、福井~東京間が3時間半となっています。
福井 金沢 大宮 東京
ダイナ1/かがやき502 6:00 → 6:50/7:00 → 9:06 9:32
ダイナ3/かがやき504 6:50 → 7:37/7:47 → 9:54 10:20
ダイナ5/かがやき506 7:45 → 8:32/8:42 → 10:50 11:16
もっとも、福井~東京という観点であれば、従来の「しらさぎ」の米原廻りでも所要時間はそう変わりません。下り「ダイナスター」と同じ早朝時間帯で比べてみました。
福井 米原 新横浜 東京
しらさぎ52/ひかり506 5:48 → 6:56/7:06 → 9:22 9:40
しらさぎ 2/ひかり508 6:39 → 7:46/7:57 → 9:52 10:10
しらさぎ54/ひかり512 7:39 → 8:44/8:58 → 10:52 11:10
東海道新幹線は名古屋~東京間を「のぞみ」に乗り換えれば所要時間を若干短縮できる半面、冬場に時折発生する降雪によるダイヤ乱れがネックです。ともあれ、福井の人や福井を訪れる人にとっては選択肢が増えて喜ばしいわけで、目的地や好み・思想信条によって北陸新幹線と使い分ければよいかと思います。
車両はJR西日本金沢総合車両所の681系です。「サンダーバード」や「しらさぎ」の基本編成と共通運用なので、ほぼ6両編成です。新設列車ですが車両は使い回しなので新味はありません。
私は運行初日の5号に乗ってきました。もともと乗車時間が短いため、指定席はガラガラでした。逆に6両中2両しか自由席がないので、自由席は半分程度埋まっていました。曜日や列車によっては混み合うんじゃないでしょうか。また、平日だと通勤・通学での利用も想定されます。指定席3両・自由席2両の組み合わせは逆でもいいような気がします。
福井駅で行われた出発式には星汰那(ほし だいな)くんという埼玉県の幼児が一日駅長として参加したそうです。まるでこの列車のためにあるような名前だなと思ったのが記憶にあります。JR西日本がどうやってこの埼玉県の幼児を探し出したのか気になりますが、朝日新聞デジタルによると母親からJR西日本の方に申し出があって実現したんだそうです。
写真は北陸線・小松駅で撮影したものです。
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