トワイライトエクスプレス記念入場券
(あらかじめお断りしておきますが、この記事は縦に長いです)
先日の記事で寝台特急「北斗星」の記念入場券について記事にしました。JR北海道では2月28日に「北斗星」より一足早く運転終了した「トワイライトエクスプレス」についても「トワイライトエクスプレス 北海道ファイナルラン記念入場券セット」を発売していました。
北海道内の停車駅6駅分(札幌・南千歳・苫小牧・登別・東室蘭・洞爺)と記念券2枚が加わった8枚セットに専用の台紙が付いていました。このセットは3000セット発売され、うち2000セットが札幌駅で、その他の5駅では200セットずつ発売されました。
(台紙表紙)
現物を手にした時、その豪華さに驚きました。撥水コーティングされた厚手の三つ折りの台紙に、入場券と記念券を収納するビニール製のポケットが付いていました。JR北海道は比較的記念きっぷ類に熱心な会社ですが、ここまで豪華なものは他社でも見たことがありません。JR北海道が相当気合を入れて製作したことが伺えます。
これが入場券部分です。6駅分の入場券と2枚の記念券がセットになっています。入場券の日付は予め印刷されています。薄手の台紙であればきっぷを切れ目に差し込む形になりますが、台紙が厚手のためビニール製のポケットに収納する形になっています。
開くとこんな感じです。私のスキャナではスキャンできないので写真に撮りました。道内をDD51重連牽引で走行する写真をバックに停車駅や時刻表が印刷されています。津軽海峡線を走るのは早朝夜間だったため、ED79牽引の走行写真も収録するのは難しかったのかもしれません。
札幌駅では酷寒の中、この入場券を求めて多くの人が列を作り、当日の午前中には売り切れたそうです。南千歳・苫小牧といった200枚発売の駅では発売前にできた行列で所定枚数に達してしまったそうです。
実はこのきっぷは私が現地で買ったものではありません。発売日には別件があったので完全に諦めていたんですが、私のtwitterの初期のフォロワーさんで、長らくこのブログを見てくださっている大阪の方から「その時ちょうど札幌にいるのでよかったら買ってきますよ」というとてもありがたいオファーをいただき、今回の入手に至りました。
長く続けているとたまにはいいことがあるもんだなと感じました。改めて感謝です。
■■10周年にあたり■■
今日でこのブログは10周年を迎えました。平成25年3月の1ヶ月だけ休みましたが、ほぼ休みなく続けられました。元来無精者で飽きっぽい性格なので、自分の知識・収集物の整理と文章を書く練習のつもりで始めました。開始当初は1年続けば上等、3年続けば奇跡と思っていたので、まさか10年続くとは思いませんでした。
開始以来ずっと好き勝手なことを書いていますが、こうして10周年を迎えられたことをきっぷの現物や情報をご提供いただいた方、読者の方、皆さんにお礼申し上げます。
このブログを始めた平成17年9月24日は寝台特急「彗星」が廃止される直前でした。これを皮切りに10年であれよあれよと言う間にブルートレインが全廃され、その他にも整備新幹線の開業やそれに伴う並行在来線の問題、営業窓口閉鎖の動き、旧型車両やジョイフルトレインの相次ぐ引退、それに代わる観光列車の隆盛、災害をきっかけに存廃に揺れる赤字路線のことなど、始めた当初には考えられなかったような様々な変化が10年の間に起きたことを実感します。
10年後に20周年を迎える自信は到底ありませんが、書きたいネタと気合がある限りで続けていけたらと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。
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