SLC61誕生記念号
◆種別:快速
◆区間:高崎~水上
平成23年6月に復活したJR東日本高崎車両センターの蒸気機関車C61-20は昭和24年8月1日に広島県の三菱重工三原製作所で落成されました。その落成65周年を記念して8月2日の1日限り高崎~水上間で快速「SLC61誕生記念」号が運転されました。
ダイヤや列車の編成はほぼ毎週運転されている快速「SLみなかみ」と変わりはなく、一発物の臨時列車にも関わらずこのように「えきねっと」予約にも対応していました。
(上越線・高崎問屋町)
この写真は高崎を発車して水上に向かう下りの「SLC61誕生記念号」です。途中の渋川駅で長時間停車し後続の普通列車に抜かれるので、走行シーンを撮った後に追いかけて乗ることも、渋川より先で再度撮ることもできます。しかし、この写真何か変だと思いませんか???
ヘッドマーク部分を拡大してみます。見ての通りC61の誕生記念列車でありながら、D51-498が代走しています。C61はこの前週の「SLみなかみ」の牽引機に充当されていましたが、その運転後の点検で不具合が見つかり急遽D51での代走が決まりました。その不具合がかなり重症だったようで、この列車以降の夏のC61の運転予定の列車はすべてキャンセル・D51での代走となっていました。
D51での代走に伴って、牽引機の変更を理由にこの列車の指定券を払い戻す場合は無手数料にて払い戻すという取り扱いになっていました。C61をメインにした列車ですので、それにお目にかかれないとなると乗車を取り止める人も若干はいたでしょう。なかなか興味深い取り扱いでした。他のD51が代走した列車については所定の手数料が必要になっていました(画像はクリックすると拡大します)。
なお、C61は10月から無事営業運転に復帰しています。
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