POS駅発行のグリーン券
仙石線・東塩釜駅で発売されたB自由席グリーン券です。左上に[東]の表記があるようにJR東日本のPOS端末のものです。平成18年なので平日料金とホリデー料金の区別があるはずですが、その表記がありません。
平日・ホリデーの料金が区別されたのは平成16年10月のことですが、JR東日本ではそれに伴って必要なPOS端末の改修を行っていません。このきっぷのような首都圏から遠く離れた宮城県ならまだしも、首都圏の相模線や両毛線の駅でも同じです。
このきっぷについては使用日は平日で、料金も平日料金相当で実害はありませんでしたが、POS端末しかない駅では割安なホリデー料金でグリーン券を購入しようと思ってもできない状態です。本来、機械で発券できないのであれば補充券で対応するのが筋だと思いますが、即座に拒否され「Suicaグリーン券にするか他の駅で改札を出て買ってくれ」と臆面もなく言われます。POS端末を改修するか補充券を書く以外に「発売拒否」という第三の選択肢が存在します。
そろそろ4年経ちますが状況は変わりません。JR東日本の会社規模からすれば改修に要するコストなんて微々たるものだと思いますが、極力人手をかけてきっぷを売りたくないのと、できる限りSuicaグリーン券に誘導しようという昨今の経営方針に反するので、意図的に放置しているものと思われます。でも、駅員がいて発券端末もあるのに自社のきっぷを売らないなんて誰も変だと思わないんでしょうか。
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