お座敷藤原まつり号
◆種別:快速
◆区間:仙台~平泉
快速「お座敷藤原まつり」号は毎年5月3日~5日に岩手県平泉町で開催される「藤原まつり」に合わせて仙台~平泉間で運転される臨時列車です。車両はJR東日本小牛田運輸区のお座敷列車「ふるさと」です。「ふるさと」は主に団体列車として充当されることが多く、一般客が利用できる臨時列車として運転されることは稀です。この列車についてはここ数年「ふるさと」が充当されています。
「ふるさと」は平成7年にキハ40・48系から改造され、当初は「漫遊」と名乗りグリーン車のお座敷気動車でした。最初の配属は水郡線営業所に配属でした。平成12年に現在の小牛田運輸区に転属し、その際に普通車化されて愛称も「ふるさと」となりました。写真の通り3両セットで、緑色=「月-GETSU-」、紫色=「風-FU-」、赤色=「華-HANA-」とそれぞれの車両に愛称が付いています。
(「ふるさと」車内)
改造されて比較的新しいので車内はきれいです。座席は窓側に背を向けて、机を挟んで向かい合って座ります。掘りごたつにはなっていないので、足元は少々窮屈な感です。カラオケ・ビデオデッキやポット湯のみなどいかにも団体向けと思われる装備もありました。内容は3両とも大差ないように見えました。
(凝った畳縁)
何気なく座っていて、畳縁が列車のデザインになっていることに気づきました。"i love"と"TANABATA"とデザインされているように見えます。妙なところに凝っている感です。
指定は容易に取ることができました。団体枠で多くを抜かれているのではないかと危惧しましたが、ちょっと拍子抜けでした。しかも、当日でも指定席があるかと思われる空きようで、乗車率も半分程度でした。在来線から仙台から直通できるのは一ノ関までで、平泉まで直通できる列車はありません。なので、もう少し乗っているかと思っていました。私が乗ったのは上り(復路)だけなので、これだけでは何とも言えないかもしれないですが…。
列車の写真は東北線・平泉駅で撮影したものです。
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