平泉文化遺産
◆種別:快速
◆区間:仙台~平泉
岩手県の平泉が世界文化遺産に指定されたことを記念して、7・8月の週末に仙台~平泉間で快速「平泉文化遺産」号が運転されました。仙台駅から東北線を北上する普通列車の北限は一ノ関駅で、平泉へ往来には一ノ関駅での乗り換えが必要になります。その乗り換えの手間を省くために設定された列車と考えてよいでしょう。
列車名を見てなぜ「世界遺産」ではなく、「文化遺産」なんだろうと奇異に感じました。「平泉世界遺産号」の方が通りがいいように思います。「世界遺産」はサッカーの「ワールドカップ」みたいに登録商標ではないはずなので、なおさら不思議でした。車両はJR東日本小牛田運輸区のお座敷列車「ふるさと」でした。昨年末で「こがね」が廃車になって以来、こうして臨時列車に充当される機会が増えたように感じます。
で、肝心の乗車率ですが2~3割程度で、うち半分はヲタでした。周知期間が短かったのはあるかもしれませんが、企画した側からしたら残念な結果でした。個人的には仙台地区からのパックツアーの往復に組み込むという手があったように思います。新幹線よりは時間がかかりますが、お座敷列車で足を伸ばし卓を囲んでくつろぎつつ、最寄の平泉駅まで直通できるというメリットはパックの売りになる(特に中高年に対して)と思ったんですが…。
ちなみに夏の惨敗ぶりから、秋の臨時列車としての設定はないようです。写真は東北線・一ノ関駅で撮影したものです。
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