ちばかいじ号
◆種別:特急
◆区間:千葉~甲府
特急「あずさ」のうち1往復(3・30号)は新宿を超えて千葉発着で運転される列車です。俗に「千葉あずさ」などと呼ばれたりします。今年6月前半の週末に千葉~甲府間で特急「ちばかいじ」が臨時で運転されました。ちょうど千葉発着の「かいじ」に相当する列車と言えます。6月に運転されたダイヤは以下のとおりでした。
千葉 船橋 新宿 大月 甲府
往路 7:38 → 7:54 → 8:33 →→ 9:42 → 10:21
復路 19:49 ← 19:35 ← 19:02 ←← 17:52 ← 17:08
ついでに「千葉あずさ」のダイヤも合わせて比較してみます。
千葉 船橋 新宿 甲府 松本
3号 6:38 → 6:53 → 7:30 →→ 9:07 → 10:23
30号 20:50 ← 20:37 ← 20:07 ←← 18:33 ← 17:18
「千葉あずさ」は諏訪や松本といった長野県中信地区に朝10時台に着いて夕方5時台に帰るちょうどいい時間にダイヤに設定されていて、山梨が目的地だと2時間滞在時間が延びますが、観光するにはむしろ持て余し気味になります。それに往路の3号は千葉発6:38で、復路の30号は千葉着が20:50と朝早い出発で夜遅い戻りとなっています。
「ちばかいじ」は「千葉あずさ」より山梨に行くのにちょうどいいダイヤが組まれていて出発は1時間遅く、戻りも1時間早いです。「千葉あずさ」で山梨へ行くのに使いにくかった部分をきれいに解決した列車であると感じました。
(総武線・錦糸町)
車両はJR東日本幕張車両センターのE257系でした。房総特急の削減により運用に余裕があるため、快速「山梨富士」号など中央線へ乗り入れる臨時列車に充当されることも多くなりました。私が乗車した錦糸町駅入線時には愛称も行先もLEDは「特急」の表示でした。
私が乗車した日は運転最初の週末だったのと、ちょうど関東地方が梅雨入りした日で朝から天気が悪く、総武線内で乗っていた人は多くいませんでした。新宿駅でそれなりに埋まったという印象です。
「ちばかいじ」は9月と11月の観光シーズンにも設定されました。 全車指定席にするのは正直どうかと感じるところはありますが、幸か不幸か幕張のE257系の運用に余裕があるので、今後もある程度恒例化されることを期待します。
大月駅での降り際にふと行先のLEDを見てみたところ、「かいじ 甲府」と表示されていました。最後尾に回って愛称LEDを見るとこちらも「かいじ」の絵幕が表示されていました。どのタイミングで変えたかは定かではありませんが、乗車時に見た「特急」表示に少なからずがっかりしたので、「最初から表示させといてよ」とちょっと思いました。
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