スーパーこまち号
◆種別:新幹線
◆区間:東京~秋田
秋田新幹線のE3系は平成9年の投入から16年経ちました。新幹線車両の寿命はだいたい15年程度と言われており、そろそろ置き換える必要が生じてきました。そこで登場したのがE6系です。E5系との併結運転を考慮し最高時速320Km出せることができます。
(秋田駅)
愛称はE3系「こまち」と区別するために「スーパーこまち」という愛称になりました。最初に「スーパーこまち」という愛称を聞いたとき、秋田にそういうスーパーがありそうな感じがして笑えました。ただ、E3系の置き換えが完了する際には「こまち」に戻すそうなので、「スーパーこまち」は車両置き換え期間中の過渡期的な愛称となるようです。
(仙台駅)
カラーリングは白とピンクを基調とした大人しいカラーリングのE3系のイメージを一新し、E6系は茜色というこのような派手な赤色になりました。ただし、派手に赤いのは先頭車及び屋根部分に限られ、側面は白一色の落ち着いた色になっています。
(17号車乗車位置)
E6系は今年3月のダイヤ改正から投入されました。当面は最高時速300Kmでの運転です。E3系は6両編成(11~16号車)でしたが、E6系は7両編成(11~17号車)で1両増車されています。グリーン車は1両で、グランクラスはありません。E5系と併結される区間は17両編成となります。
ダイヤ改正当初は1日4往復の設定で、東京~盛岡間はE5系の「はやぶさ」との併結でした。それゆえ、東京~盛岡間で「スーパーこまち」を利用する場合は「はやぶさ」と同額の加算料金が必要になります。併用した席無し券には「HS:仙台→盛岡」と印字されています。
私が乗った15号は下りの3番目の列車でした。初日とはいえ、1番列車でなければ当日でも窓側指定席を取ることができました。せっかくなので敢えて17号車にしてみました。
内装や座席はE5系と同じような感じです。座席の座り心地は揺れが少なくE3系より確実に良くなりました。座席の色は稲穂をイメージしたという黄色と山吹色の間のような明るい色です。昔の0系のグリーン車にもこんなような色があったと思います。私は斬新な色だと思いましたが、嫁は明る過ぎて落ち着かないと言っており、この色には賛否両論あろうかと思います。
E6系の増備は進んでおり、この6月からはE6系で運転される「こまち」(26・30・39・41号)が登場しており、E6系に乗車できる機会は増えています。「こまち」で運転される場合は加算料金は不要な代わりに、速度が最高275Kmに落とされています。E3系が淘汰されE6系が出揃う頃には320Km運転が開始されるようです。
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