北信州ツーデーパス
「北信州ツーデーパス」はその名の通り長野県北部の路線が2日間利用できるフリーきっぷです。これまで発売されていた「信州北回廊パス」を北陸新幹線開業・信越線の第三セクター転換を機にリニューアルし、今年3月14日より発売されています。
フリー区間は以下の通りです。赤字にしたところは「北回廊パス」から変更があったところです。
【フリー区間】
- 北陸新幹線…長野~上越妙高
- 篠ノ井線…姨捨~篠ノ井
- 信越線…篠ノ井~長野
- 飯山線…豊野~十日町
- 長野電鉄…長野~湯田中
- しなの鉄道…上田~篠ノ井、長野~妙高高原
- えちごトキめき鉄道…妙高高原~上越妙高
- アルピコ交通(バス)…長野駅~善光寺大門・松代
- 長電バス…飯山駅~野沢グランドホテル(野沢温泉)
「北回廊パス」時代はほぼ長野県にまとまっていましたが、「ツーデーパス」になってから、妙高高原~上越妙高間および森宮野原~十日町間が利用できるようになり、新潟県にも広がりました。また、バス路線は野沢温泉へ行く長電バスが利用できるようになった代わりに、屋代線代替バス(屋代~松代~須坂間)の利用ができなくなっています。
これがその現物です。「北回廊パス」は120mm券でしたが、「ツーデーパス」は85mm券になっています。これで新幹線や長野駅・篠ノ井駅の自動改札にも通るようになりました。ただ、いただけないのが「北回廊パス」は指定席券売機でも購入できたのが、「ツーデーパス」は窓口のみの発売になっていました。これはよろしくないです。
また、「北回廊パス」はガイドブック兼割引クーポンが冊子になった「信州北回廊ふるさと手形」が貰えましたが、「ツーデーパス」にはざっと調べた限りでは特にそういった特典はないようです。
【ひとこと】
新幹線を含むフリーエリアの拡大はそのエリアを利用するか否かによって評価も変わると思います。
価格は2580円から930円上がって3510円となりました。エリアが広がった分と第三セクター会社が絡んで運賃が上がった分を考慮すると上がるのは理解できますが、約36%もの値上げなので一気に高くなったという印象はどうしても否めません。
あと、個人的にはせっかく北陸新幹線・長野~上越妙高間が利用できるようになったんだから、上田~長野間も合わせて可にして欲しかったなと感じました。
使い勝手…★★★★☆
お得感…★★★☆☆
当日発売…あり
小児用…あり
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