Tokyo Metropolitan District Pass
"Tokyo Metropolitan District Pass"と聞いて何のこっちゃと思った方もいるかと思いますが、「都区内パス」の英語版です。外国人利用客向けにみどりの窓口でのみ発売していましたが、いつの間にか「指定席券売機」でも発売するようになっていました。
JR東日本の窓口減らしのおかけで、東京23区内の駅と言えどもみどりの窓口がない駅が約半数に達しようとしています。インバウンド客がこれだけ増えている中で、窓口でしか売らないというのはさすがにマズいと考えたのでしょう。
購入方法は「トクトクきっぷ」のメニューから「都区内パス」を選択すると、「日本語印字」と「ENGLISH VERSION」の2つの都区内パスが表示され、後者を選択すると"Tokyo Metropolitan District Pass"が購入できます。駅や端末によって画面表示が若干異なるかもしれません。なお、きっぷとしての効力は同じなので、日本人が購入したり利用したりしても何ら問題はありません。
こちらがきっぷの現物です。見事なほどに英語づくしです。路線図の駅名もローマ字表記です。券名は下のほうに(Tokunai Pass)とも表記されています。外国人にとっては"Tokunai Pass"より"Tokyo Metropolitan District Pass"の方が分かりやすくて良い(はず)です。
発売箇所はヲタ以外にはさほど重要な情報ではありませんが、有効日の「11月-6日」の部分は「Nov. 6」もしくは「6 Nov.」にできなかったのかなと思います。乗車券や指定券ではできているのに、ちょっともったいない感じです。
こちらはご案内券です。発売箇所以外はすべて英語です。ただし、全角のアルファベットでスペースを食うので、一枚のご案内券に表示できる文字数は少なく、伝えられる情報量も大して多くありません。ちゃんと読むかは別にして、アルファベットは半角化してもう少し情報量を増やしたほうがいいように思いました。
なお、「東京フリーきっぷ」にも英語版が出たっぽいので、こちらは今後の課題にしておきます。
実際のところ、都区内パス買う外国人観光客ってどれくらいいるんでしょう?
全員が全員ジャパンレールパス使うわけじゃないので需要はありそうですが、「東京23区内」「JR東日本線」の制約がどこまで理解してもらってるかはなんとも言えないですよね。
投稿情報: むむむ | 2017年2 月 1日 (水曜日) 19時23分
ジャパンレールパスはそれなりのお値段がしますから、みんながみんな使うというわけではなさそうですね。
本当はJRや地下鉄・私鉄に限らず、東京の電車・バス等が全部利用できるようなフリーきっぷがあると便利だと思います。各社間の調整が難しそうなので望み薄だとは思いますが…。
投稿情報: 今出川 | 2017年2 月 9日 (木曜日) 23時59分