MV60型端末(JR西日本)
MV60型端末は昨年2月に上野駅から撤去されて以来、設置がありませんでしたが、昨年6月に金沢駅に、8月に富山駅に新たに設置されました。おそらくJR東日本以外では初の導入事例です。
(富山駅のMV60端末)
昨年10月に富山へ行く機会があり、富山駅で初めて利用してきました。「きっぷ受取専用」と表示されているとおり、ネット予約や電話予約の受取専用端末となっています。今のところJR東日本の端末のように新規購入や乗車変更はできず、入場券の購入もできません。
(空席表示ディスプレイ)
(QRコード読み取り部)
また、JR東日本の端末には設置されていた空席表示のディスプレイはなく、QRコードの読み取り部はパネルで塞がれていました。予約済きっぷの受取専用端末であれば、空席表示のディスプレイは必要ないですし、QRコードは今年春以降予定しているe5489でのコンビニ・銀行決済導入時の受け取り用に使用する予定なので、その際はパネルを剥がすのでしょう。
こちらがMV60型端末で受け取ったきっぷです。e5489で予約した新幹線特急券です。普通に感熱印字です。発売箇所表記は「富山駅UK62」となっています。UKというのがMV60型端末であることを識別するのでしょう。
富山駅の端末ではe5489の他に、JR東日本の「えきねっと」、JR東海と共同で展開する「エクスプレス予約」、JR九州と相互開放している「JR九州インターネット列車予約サービス」の受け取りもできます。
これから他の駅に展開されるかは何とも言えませんが、MV40型の初期タイプは導入から10年以上経っているので、MV60型でMV40型の経年端末の置き換えを進める会社が出てくるかもしれません。
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