高岡~津幡間通過連絡
城端線・氷見線と七尾線を北陸新幹線を使わずに行き来する場合、高岡~津幡間をあいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道を通過する連絡運輸が設定されています。連絡範囲はさきほど書いたとおりの範囲で、七尾線を突き抜けてのと鉄道への連絡は無理なようです。
こちらは氷見~和倉温泉間の乗車券で、高岡~津幡間通過連絡になっています。経由表記は「…高岡・とやま・倶利・IR・津幡…」となっています。2180円の運賃の内訳は以下のとおりです。
JR | 氷見~高岡 | ||
津幡~和倉温泉 | 1490円 | ||
あいの風 | 高岡~倶利伽羅 | 460円 | |
IRいしかわ | 倶利伽羅~津幡 | 230円 | 計:2180円 |
JRは前後の営業キロを通算し地方交通線76.0Km→1490円で、後は二社の運賃を単純に合算して2180円となります。まぁ道理としては分かります。
しかし、あいの風とIR間では乗継割引があるのを思い出しました。そこで、前後のJRはバラバラで購入し、あいの風・IRだけ乗継割引が適用されるよう通しで購入すると以下のようになりました。
JR | 氷見~高岡 | 320円 | |
あいの風・IR | 高岡~津幡 | 600円 | |
JR | 津幡~和倉温泉 | 1140円 | 計:2060円 |
なんと通過連絡適用時より割安になりました。JRの運賃も通算が1490円で、別々だと1460円で通算適用でかえって割高になっています。ただし、この場合はバラバラにきっぷを買う手間を要することと、経路内での途中下車はできなくなります。
あいの風とIR間では乗継割引はJRが絡んで三社・通過連絡になると適用されなくなるっぽいので、利用区間によっては注意したほうがよさそうです。
上のきっぷの途中下車印が気になった方もいると思いますが、津幡駅にはJR西日本金沢支社の様式に準拠したIRの途中下車印がありました。IRいしかわ鉄道の営業キロは17.8Kmで、自社単独利用の場合どう頑張っても途中下車できません。他社連絡との場合にのみ使用することになります。
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