ブルーオーシャン外房
◆種別:快速
◆区間:大宮~安房鴨川
7月の中旬の週末の外房方面への海水浴列車として、大宮~安房鴨川間で快速「ブルーオーシャン外房」号が運転されました。昨年も運転されていて、2年連続での運転となりました。
(武蔵野線・西船橋)
車両はJR東日本幕張車両センターの「ニューなのはな」でした。「ニューなのはな」はなぜか鉄ヲタには不人気の車両で、これまで沿線で撮っている人はあまり多くなかったんですが、今回はこれまでと様子が違いました。
「ニューなのはな」が8月いっぱいで引退することが発表されていて、私が乗車した日にも西船橋駅には多くの人がカメラを構えていました。普段「ニューなのはな」で運転されている「リゾートあわトレイン」なんて一列車に十数人ほどってこともあったんですが、いざ引退となるとこうして様相が一変するのは滑稽なもんです。
今年は全車普通車指定席で、ボックス席での運用でした。三連休なのでなかなか指定が取りにくい状態でしたが、直前になって何とか取れました。実際の車内は6~7割程度埋まっていて、純粋に観光や海水浴に行く客と鉄ヲタが半々の割合でした。
武蔵野・京葉線沿線から外房へ行く列車だったので、大宮~蘇我間はこまめに停車した後は外房線・御宿までノンストップというイレギュラーな設定でした。茂原や上総一ノ宮といった途中の特急停車駅でも通過扱いとなっていました。
(外房線・安房鴨川)
終点の安房鴨川駅に到着した直後の様子です。今まで「ニューなのはな」にカメラを構えていた人はこんなにいなかったんですが、たいそうな人気ぶりです。
気になる「ニューなのはな」の後継ですが、房総特急の減便でE257系は余剰気味ですので、座席の臨時列車であれば容易に車両の融通が利くでしょう。大宮の波動用185系も使えます。お座敷車両が必要であれば他支社から借りれば済みます。個人的な予想としては「ニューなのはな」の後継車両は登場しないと思っています。
「ニューなのはな」は8月21日の「リゾートあわトレイン」で最後の営業運転を終えた後は、9月の廃車回送ツアー(!)で長野車両センターに回送されています。10月の長野車両センター公開で展示されたのち、先日ついに解体が始まった模様です。
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