えちごツーデーパス拡大
昨年3月の北陸新幹線金沢開業に伴い、並行在来線とされる長野~直江津~金沢間の在来線はJRから第三セクター会社に移管されました。そのうち、信越線・妙高高原~直江津間と北陸線・市振~直江津間はえちごトキめき鉄道に移管されました。
「えちごツーデーパス」は信越線部分の妙高高原~直江津間をフリーエリアに含んでいましたが、JRから分離されたので、「えちごツーデーパス」のフリーエリアはどうなるかな?と注目していました。
結論から言うと、妙高高原~直江津間はフリーエリアに残り、さらに今までフリーエリア外だった市振~直江津間が新たに加わりました。言わばえちごトキめき鉄道も全線利用できるようになりました。さすがにJR西日本管内となる北陸新幹線・上越妙高以西や大糸線は含まれませんが、これでほぼ「えちご」を網羅できるまでになりました。
(拡大前)
(拡大後)
今年6月になってようやく利用する機会がありました。きっぷの券名の下が(JR・北越急行線 乗車券)から(JR・北越急行・えちごトキめき)という印字に変わっています。
発売箇所はJRのフリーエリア内の駅・旅行会社以外にも、糸魚川駅を含むえちごトキめき鉄道のマルス(ビジネスえきねっと)設置駅でも購入でき、JR時代の利便性は保たれています。
JR東日本管内ではトクトクきっぷは縮小傾向にあるので、おそらく「えちごツーデーパス」のフリーエリアから妙高高原~直江津間は除外されると思っていましたが、いい意味で裏切られました。在来線での富山方面へのアプローチにも使えます。120円の値上げについては拡大されたフリーエリアを使うかどうかで意見が異なるので、言及は避けます。
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