DXグリーン料金券
JR九州にはグリーン車よりさらに上位の「DXグリーン席」があります。787系の中でも南福岡車両区の編成(BM編成)に導入され、座席数は1編成にわずか3席です。特急「かもめ」や「にちりんシーガイア」などで見られます。
DXグリーン席にはグリーン席とは別体系の料金がかかります。JR九州管内の在来線のグリーン料金と比べてみます。
グリーン料金 DXグリーン料金 差額
100Kmまで 1030円 1650円 620円
200Kmまで 1570円 2670円 1100円
201Km以上 2520円 3700円 1180円
東北新幹線や北陸新幹線で導入されている「グランクラス」はグリーン料金に対し、シートサービスの有無によって3090円もしくは5140円加算されます。それと比べると全然高くはない印象です。
平成17年の導入以降、全然利用機会はなかったんですが、「トクトクきっぷ併用でDXグリーン席を利用した際の料金券がどうなるか?」という興味のもと、平成23年2月に初めて利用してみました。
(DXグリーン席利用)
(グリーン席利用)
(普通車利用)
一番上の券が現物です。見ての通り券名は「グリーン料金券」ですが、列車名が「リレーつばめD 8号」となっています。下2枚のグリーン席用・普通車用は普通に「リレーつばめ 54号」ですので、普通席やグリーン席とは列車が別建てで管理されているのが分かります。結論としては「DXグリーン料金券」というものは存在しません。
DXグリーン席は運転席寄りの車端部に1列3席だけあります。座席は電動リクライニングシートで、モケットはグリーン車とは異なる市松柄です。グリーン席とは間仕切りがあり、通常であれば車掌以外の人の出入りはありません。座席は快適なんですが、運転席の直後だと運転士の「出発進行!」とか「信号よし!」といった指差呼称の声が気になってちょっと落ち着かないなと感じました。
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