鉄道経由
平成3年に関西線・関駅で発売された亀山までのA型硬券の往復乗車券です。右側が往路で左側が復路で、真ん中の線でミシン目が入っています。昔は全国でこういったタイプの往復乗車券がありました。私の手持ちではこのきっぷが一番新しいです。
このきっぷで特徴的なのは経由が「鉄道経由」となっているところです。これはこの当時、亀山駅~三雲駅間に西日本JRバスの亀草線という路線があり、ちょうど亀山~関間は関西線と並行するような形で運行されていました。そのため、バスのきっぷとの混同を避けるためにわざわざ「鉄道経由」としたんだと思われます。
なお、亀草線は平成9年に三重・滋賀県境の鈴鹿峠を境に廃止され、関西線と並走する三重県部分は三重交通に引き継がれました。西日本JRバスは平成17年に水口営業所を閉鎖し、このあたりの路線バスからは全面撤退しています。
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