サンライズ瀬戸延長運転
(琴平延長運転時の方向幕)
瀬戸内海国立公園指定80周年を記念して、今年9月~11月の金曜・休前日発の高松行の寝台特急「サンライズ瀬戸」が高松経由で土讃線・琴平駅まで延長運転されました。かつて多客期に予讃線・松山駅まで延長運転したことがありますが、土讃線へは初めてです。
東京 岡山 坂出 高松 坂出 琴平
22:00 →→ 6:31 → 7:09 → 7:27/7:54 → 通過 →8:51
ダイヤは上記の通りになっていました。見て分かる通り、坂出~高松間は2回通っています。坂出駅は1回目の通過時のみの停車で、2回目は通過しています。
遠回りした上に高松駅で27分停車しているため、岡山~琴平間に2時間20分も要しています。特急「南風」であれば1時間程度で結びます。今回の延長運転は直通できることを最大の売りにしていますが、単に琴平まで行くのであれば、岡山駅で30分待って7:08発の「南風1号」に乗り換えれば、琴平駅には8:05に着くことができます。
また、この乗り入れのために土讃線(多度津~琴平間)の電力容量がひっ迫するとかで、「サンライズ瀬戸」が乗り入れる前後の時間帯の普通列車を電車から気動車に変更し多度津乗換にして、この区間に乗り入れる電車の本数の調整をしたそうです。
と言うわけで、物珍しさを求めて「サンライズ瀬戸」の琴平延長運転に乗車してきました。私の手持ちでは珍しく運賃加算の乗車券+特急券が一葉になった券です。運賃は高松駅で途中下車しない限りは坂出~高松間の往復分は不要です。運賃を手計算してみたところ、そのようになっていました。
手持ちのデジカメで東京駅発車時の車窓を撮ったものです。1分20秒ぐらいから車内放送が始まります。琴平だけでは混乱すると見たのか、方向幕も車内放送も「高松・琴平行」と案内していました。
私はゴロゴロしながら琴平まで行くことを楽しみにしていたんですが、実際には行けませんでした。私が眠りに落ちて目を覚ましたのが大阪駅停車中でした。普段であればホームに人はいない時間帯で、運転士交代をしてからすぐ発車するんですが、なかなか発車しない上にホームに人が行き来していて大阪環状線の電車が走っていました。先行していた貨物列車が岐阜県内で鹿と衝突して立往生したため、そのあおりを食って約50分遅れていました。
結局、高松~琴平間は運休となり、通常通り高松行として運転されました。土讃線方面へ急ぐ場合は姫路で「みずほ601号」→「南風1号」への振替となりました。なので、姫路駅で降りています。その際に方向幕を見たら、通常どおりの「高松」に変わっていたのがちょっと悲しかったです。なので、実際にどれぐらいの人が琴平まで利用していたのかというのは確認できませんでした。ちなみに9月は天候や人身事故の影響で遅延が多発し、半分ぐらいは高松~琴平間運休・高松打ち切りになっていたようです。
琴平延長運転はひとまず11月末で終了しました。地元としてはある程度恒例化したいようですが、来年以降果たしてどうなりますやら。
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