値上げ前後の乗車変更3
前回の2では窓口で特急券を購入した場合を取り上げました。今回はネット予約を介しての場合を取り上げます。
このきっぷはJR東海のエクスプレス予約で3月31日に購入した新幹線特急券を4月1日に変更したものです。エクスプレス予約は最初の購入日から3ヶ月以内で指定列車の発車時刻前であれば、何回でも無手数料で変更ができるという特徴があります。
(原)
0331
右下にこんな印字があるのがわかるかと思います。エクスプレス予約の受取前の変更は乗車変更ではないため、「乗変」の印字はありません。その代わりこういった原券購入日を示す印字があります。
このきっぷはJR九州「列車予約サービス」で予約した九州ネット予約の特急券です。同じく3月31日に購入し、4月1日乗車に変更しており、エクスプレス予約と同じ印字があります。
本来であればJR九州「列車予約サービス」でもエクスプレス予約と同様に最初の購入日から3ヶ月以内で指定列車の発車時刻前であれば何回でも無手数料で変更ができます。しかし、消費税対応のために3月31日までに初回購入した予約の変更を4月30日までの乗車に限るという意地悪(?)な制限があります。JR西日本の「e5489」でも3月1日~4月30日に初回購入した指定券の変更を初回購入日から1ヶ月以内にするという制限が加わっています(通常は3ヶ月以内)。
なお、JR東日本の「えきねっと」は受取日のみで判断します。すなわち、3月に予約をしていても3月受取であれば増税前、4月受取であれば増税後の料金が適用されます。エクスプレス予約・e5489・列車予約サービスは予約完了と同時にカード決済されるのに対し、「えきねっと」では受取時に決済し予約完了と決済が紐付いていないという違いがあるためと思われます。
これらのきっぷはGWの帰省のために確信犯的に仕込んでおいたものですが、嫁親族の不幸があったため急遽使うことになりました。思いのほか早く役に立ってしまった感です。
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